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クルマの燃費を良くする為の5つの改善策

引用〜https://www.mlit.go.jp/common/000208143.pdf〜国土交通省
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クルマの燃費を良くする為の5つの改善策

まだクルマが新しいけどもっと燃費を良くしたい、簡単にできる方法はないのだろうか?

又は、新車時に比べるとクルマの燃費がかなり落ちてきた、古くなってきたからエンジンをオーバーホールしないといけないのだろうか?

そう考える前に、燃費改善策の基本として簡単に点検、修理する箇所があります

今回はクルマの燃費を今以上に良くする方法・改善策について解説していきます

①〜エンジンオイルを全合成オイルにする

クルマのエンジンに使用される「合成オイル」とは一般的に新車の出荷時に使用されている「鉱物油」に比べて高度な精製工程を経たベースオイルを使用しており

鉱物油に比べてエンジン内の摩擦係数を減らす効果から保護性能や動力性能をアップさせ、それらの事からエンジンの静粛性や燃費性能についても向上させることができます

合成オイルには部分合成オイルと全合成オイルがあります、中でも全合成オイルはエンジンオイルの性能を極限まで高め、クルマの燃費改善や快適に長く使用するためにはオススメのオイルです

摩擦抵抗が少ない省燃費の全合成オイル

クルマの燃費を改善するためにも全合成オイルは最適なオイルでエンジン内の摩擦係数を極限まで減らす事により、エンジン回転がスムーズに上がり、加速時など最も燃料を消費する状況の時でも少ない燃料で済むということになります

全合成オイルが特にクルマの燃費に良い影響を与える場面は上記以外に、摩擦抵抗が少ないことによる、冷間時の始動性の良さや暖気時間の短さによる燃費向上にもつながります

走行状態においてもエンジン内部、全体にわたって油膜コーテングする事により摩擦抵抗が少なくなりシリンダー内の密閉性も良くして、圧縮圧力を上げる効果により少ない燃料で良好な燃焼を行う事により燃費効率や動力性能をアップさせることができます

全合成オイルなどのエンジンオイルに付いては以下のページで詳しく、解説していますので参考にされてください

②〜プラグをイリジュームプラグにする

プラグはシリンダー内で圧縮された混合気を燃焼させる為の火種となる部品で、正式にはスパークプラグと言います

引用〜https://www.ngk-sparkplugs.jp/index.php〜NGK

スパークプラグが大きく・強い火花を出す事により動力性能が上がり燃費性能も向上させることができます

スパークプラグはシリンダー内という超高温の状態にさらされて使用される為に一般的には寿命が短くなります

高性能・長寿命で省燃費のイリジュームプラグ

それらのスパークプラグの欠点を補って高性能・長寿命として広く使用されるようになってきたのがイリジュームプラグです

【燃費性能】

【加速性能】

引用〜https://www.ngk-sparkplugs.jp/products/sparkplugs/basic/02_03.html〜NGK

イリジュームプラグは標準的な従来のプラグと比べて火花が発生する、中心電極が非常に細く出来ており、火花が流れる側(外側)の先端部もテーパー状にカットされています

この構造により大きな・強い火花が飛び着火性能が良くなり、始動性や加速性能・アイドリング時の安定、そして燃費性能にも大きく貢献します

燃費が悪くなってきたと思ったら、イリジュームプラグに変えてみるのも燃費改善のための1つの方法です

③〜エアエレメントを交換する

エアエレメント(エアフィルター)は大気中のゴミやホコリ・異物を取り除きエンジンに綺麗な空気を送るための浄化装置の役目をしています

このエアエレメントがゴミやホコリで汚れていたり詰まってしまうとエンジンに必要な充分な空気が供給されずに燃費性能が悪化したり、最悪の場合、エンジンが始動しないなどのトラブルが発生します

メーカーの推奨交換サイクルは50000キロほどで、使用状態がシビアコンディションの場合には25000キロ毎となっています

※エアエレメントを交換しないと燃費の悪化はもちろん、始動性が悪くなったりアイドリング不調や色々な不具合が発生します

引用〜https://toyota.jp/after_service/tenken/about/maintenance/clean/〜トヨタ

然し、燃費性能や長くクルマを快適に維持したいと思われているのであれば、通常の使用状態でも2〜3万キロ毎に交換された方が良いでしょう

エンジン負荷の大きい軽自動車は早めの交換

シビアコンディションで使用される車はもちろん、軽自動車や高性能自動車などはエンジン回転も高くなりやすくエンジンのみならずエアエレメントなどにも大きな負担がかかります

一般的にはエアエレメントの交換はあまり頻繁に行われていないような気がします、然し、古くなったエアエレメントを交換する事によっても燃費がかなり改善される事を覚えておきましょう

④〜タイヤの空気圧を点検する

燃費性能に直接的に関わってくるのがタイヤの空気圧です

タイヤの空気圧は規定値(メーカー指定の空気圧)に充填しても1ヶ月ほどするとタイヤのサイズや使用状況にもよりますが、自然に低下します

タイヤの空気圧が低下したままの状態でクルマを使用していると、タイヤの回転抵抗が大きくなり、燃費を著しく低下させます

1ヶ月に一度はガソリンスタンドなどで給油の際にでもタイヤの空気圧を点検しましょう

空気圧表示シール

※タイヤの空気圧の表示ステッカーは運転席のドアを開けた、ドア側か、車両側のセンターピラーの辺りに表示されています

引用〜https://tire.bridgestone.co.jp/about/maintenance/performance/index.html〜ブリジストン

空気圧を多めに入れる

タイヤの空気圧を充填する際にはメーカー指定の空気圧の1.1倍前後で調整されると良いでしょう、空気圧指定が「2.0」だとしたら「2.2」位に少し多めに調整しましょう

これは1ヶ月ほどで自然に少なくなる量を見込んで入れるのと、高速走行時には通常の空気圧の1.1倍ほどが指定空気圧となるためです

また1.1倍ほど多めに入れる事により燃費がかなり改善されると同時にタイヤの回転がスムーズになりハンドルが軽くなります

この事は下回りのタイロットやボールジョイントなどのステアリング系統の負担を減らしガタや損傷のリスクを減らす事にもなります

タイヤの空気圧を調整する場合には上記したように、規定値よりも多めに入れて管理しましょう

⑤〜余分な荷物を下ろす

これが最も簡単に燃費を良くするための改善策となります、読者の皆さんの中にも知らず知らずのうちに車内に荷物が増えていってる方もいるのではないでしょうか

大人1人分(約60キロ)でリッター当たりクルマによっては1キロ、燃費が違うと言われています、余分な荷物を車から下ろすことも燃費を良くする1つの方法です

遠出や高速道路を使用する場合にはガス欠などの心配もあるので満タンにして走行されると思いますが、近場で使用される場合にはガソリンタンク半分ほどで使用されても良いでしょう

特にあまりクルマを使用せず尚且つ、近距離移動が多い方は燃費対策の他に、古いガソリンを長くタンク内に入れておく事はガソリンの劣化によるエンジンのトラブルにもつながります

タンク内の半分ほどで使用されるのが良いと言われています

その他の燃費改善策

その他に燃費が悪い場合に考えられるのがO2センサーなどの不具合により酸素濃度がコンピューターにフィードバックされずに、混合気が濃い状態のまま燃焼している場合があります

極端に燃費が悪い場合や排気ガスの匂いが強い場合には、専門家に相談してコンピュー診断機などによりエンジンの状態をチェックしてもらいましょう

また、急発進や急ハンドル・スピードの出し過ぎなどでも燃費が悪化します、安全運転でクルマを労るように運転しましょう

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まとめ

燃費を改善する方法として大きく5つの改善策を紹介してきました、実はこの方法は私がカーショップに勤務していた頃にお客様に燃費改善策として案内させて頂いた、項目です

良く、ネットなどではカーショップやスタンドで点検すると何でも交換させられてしまう…というような意見を時々、みる機会があります

確かに店舗の中にはそのように行っているところもないとは言えません

私が勤めていた頃は、お客様の了解を得て全て分解・取外して明らかに不具合のある場合に現物をお客様と一緒に確認して作業に入っていました

読者の皆様の中には最初に記載したようにクルマのことは良くわからないし、ましてやクルマの部品ともなれば全くわからないと思います

何度も他の記事中にも書いていますが、何でも相談できる良いお店・良いスタッフ・良い整備士を見つける事が大事です

その為には、わからない事は何でも聞く、そしてその問いに的確に明解に誰でも分かるように、回答できるかを聞き分けて、お店選びをされることも1つの手です

燃費改善の話から良いお店の選び方になってしまいました…

部品やオイルの状態を、ご自分で判断できない場合は、良いお店を選んで相談されて、燃費改善の対策を行ってみてください

ではまた次回の記事でお会いしましょう

軽自動車におススメの「エンジンオイル銘柄〜5選!」

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