こんにちは
航空機の塗装が終わり汚しを兼ねて墨入れ・そして墨の拭き取りが終わった状態です…汚しがきついのでこの後もう少し墨の拭き取りをして完成させます…作業手順は最初に艦艇色と同じラッカー系の「アラートオレンジ」をエアブラシで吹き付けて塗装して乾燥後、エナメル系塗料の「ブラック」を薄めてパネルラインに流し込み乾燥後、エナメル溶剤をテッシュや綿棒につけてふき取ると画像のような仕上がりになります
シコルスキーS58型機は南極で最も目立つ全面「アラートオレンジ」に塗装されて運用されました…このカラーのおかげで悪条件下での飛行誘導や遠くにいる場合の目視による確認ができたのでしょう…そしてそのことも当初の目標の2倍近い物資の輸送ができた要因の1つなのではないでしょうか…
シコルスキーS58型ヘリコプターは運搬時はこの様になって主要ローターフィンを折りたたみ後部マスト下に格納して南極まで運び現地でローターフィンを展開して船が接岸した近くの氷海の上にヘリポートを作り2機体制で昭和基地との物資輸送に当たったとのことです
日の丸と胴体横の白いラインその下に「海上保安庁」の文字…カッテングシートの目盛りからデカールの大きさがわかると思います…1ミリ単位以下ですの大きさで添付する時は性能の良いピンセットでないと掴むことが出来ないのでこの辺も苦労しました
ベル47Gはブルーの胴体色にフロート部分はブラック色です、こちらも「海上保安庁」とフロートに文字入れがされています…リヤローターの白とオレンジもデカールの貼り付けです
デハビランドカナダDHC2ビーバー号の塗装〜白い胴体色に主翼半分と尾翼と垂直尾翼のラダー部分が赤に塗られた機体です…フロート部分はシルバー色で前方部に赤の二本のラインが入ります
塗装とデカールの貼り付けが終わり全機を並べてまた編隊飛行をイメージして遊んでみました…塗装前と違ってまた一段と「それらしさ」の雰囲気が出てきたのではないでしょうか
さて宗谷本体の方の塗装も基本塗装と塗り分けが終わり前後マストと艦橋を仮組してみました…汚しや墨入れを入れないで完成させるとこんな感じの色で仕上がります…しかしこれに一手間ふた手間を加える事によって小さなスケールモデルでも如何に実物らしく見せるかが模型作りの醍醐味でもあります(実際は自己満足に終わることの方が殆どです)
前後の門型マスト・船橋部上の気象レーダーマストもエッチングパーツを組み込んだ事によりリアル感が出てきているんじゃ無いでしょうか…
宗谷後方飛行甲板に塗装後、ベル47Gを載せてみました…飛行甲板の縁取りのホワイトラインが入った事により塗装前より更に広く感じます…この後、飛行甲板縁にエッチングパーツの転落防止用の網や甲板上に着陸ラインをデカールで貼ります
本日はここまでとなります、次回は船体に小物パーツの組込と汚し・墨入れを同時進行で作業していきます、お楽しみに
ではまたお会いしましょう
【制作に使用したキットがこちらになります
【オプションとして使用したエッチングパーツです】