軽自動車の車検は全国にある『軽自動車検査協会』で行われます
ユーザー車検は車を所有している本人が軽自動車検査協会に車検を受験する車で出向いて車両検査を行い受験した自動車が今後1/2年間安全に使用できるかどうかの検査を受けるためのものです
ユーザー車検で車検を受験される場合は受験をされる本人が車両検査の日時をあらかじめインターネットなどで予約をして全国各地にある『軽自動車検査協会』まで車を持ち込んで受験しなければなりません
全国各地の『軽自動車検査協会』の場所や連絡先を記載するとともに軽自動車の車検に必要な書類や手続きについて解説してみたいと思います
また車検を受けるにあたっていろいろな疑問があると思います
例えば
- 軽自動車の車検時に準備しなければいけない書類は?
- 検査コースに入る前に準備しなければいけない事は?
- ユーザー車検時に必要な整備記録簿はどのようにしたら良いのか?
- 車検時に必要な書類はどこで準備できるのか?
- 初めてユーザ車検を受ける場合の対応は?
ユーザー車検は一般の方にはなじみがなく
ましてや障害者ともなると必要な書類/準備は一般の方と同じなのか
- 障害者用に改造した車はどんな書類を準備するのか?
- 障害者でユーザー車検を受ける場合に特別準備することは?
- 障害者の自動車税の免税による手続きは?
- 障害者用の書類はどこへ行ったら準備できるのか?
- 左アクセルで車検は通るのか?
- 左ウィンカーは改造に当たるのか?
- 障害があっても検査コースに入れるのか?
などわからないことがたくさんありますよね
今回は障害者本人が車検を受験したと言うことで上記の事について準備する書類と書類の手続きについて体験者が直接経験したことを話すことができると思います
これからユーザー車検を受けようと考えておられる方/私のように障害がある中でユーザー車検を受けてみたい(ユーザー車検に挑戦してみたい!)と考えておられる障害者の方々の参考になれれば幸いです
どうぞ最後までよろしくお願いいたします
徹底解説!障害者がスズキエブリイのユーザー(持ち込み)車検を受験しました!車検書類準備編
ユーザー車検取得時に必要な書類について
今回は一般の方はもちろん障害者の方でも軽自動車のユーザー車検を受けるための準備と手続きについて解説してみたいと思います
軽自動車のユーザー車検時に必要な書類は以下の9枚の書類です
- ①~軽自動車の検査予約結果表
- ②~自動車検査証
- ③~自動車損害賠償責任保険証明書(旧証明書)
- ④~軽自動車税(種別割)納税証明書
- ⑤~分解整備記録簿(2年定期点検用整備記録簿)
- ⑥~継続検査申請書
- ⑦~自動車損害賠償責任保険証明書(新証明書)
- ⑧~自動車重量税納付書(検査対象軽自動車)
- ⑨~軽自動車検査表(オモテ面/裏面記入)
*本文の最後にそれぞれの書類のダウンロード/印刷用のPDFを貼り付けています
*①の「軽自動車の検査予約結果表」に関しては車検の日時の予約を行った後に印刷することができます(車検の予約の仕方に関してはこちらからどうぞ)
①~⑤までは軽自動車検査協会に行くまでに準備しておきましょう
⑤の「分解整備記録簿(2年定期点検用整備記録簿)」はインターネットからもダウンロードできます
⑦の「自動車損害賠償責任保険証明書(新証明書)」は「軽自動車検査協会」の総合案内でお願いすると発行してもらえます
*各地の検査協会により手続きの手順の違いはあると思います
⑥⑧⑨は軽自動車検査協会の窓口に用紙が準備されています
⑥と⑧はインターネットからもダウンロードすることができるので軽自動車検査協会に行く前に記入しておいても良いでしょう
⑨の「軽自動車検査票」はインターネットからダウンロードすることもできますが軽自動車検査協会の窓口にある正規の用紙しか使用することができません
⑨の「軽自動車検査票」をダウンロードして練習用に仮記入して軽自動車検査協会の窓口で正規の用紙に書き替えても良いでしょう(軽自動車検査協会での手続きがスムーズに行えると思います)
事前に最寄りの軽自動車検査協会に立ち寄って継続検査申請書や自動車重量税納付書/軽自動車検査票などを譲っていただき前もって記入しておくこともできます
車検書類は軽自動車検査協会の「ユーザ車検予約窓口」で無償にて配布しています
*本文の最後に車検書類のダウンロード/印刷用のPDFを貼り付けています
それでは①から⑨まで1枚ずつユーザー車検時に必要な書類の解説/説明をしていきましょう
自分で準備して軽自動車検査協会にもっていく書類(①〜⑤)
①軽自動車の検査予約結果表
ユーザー車検を受験するためには前もってインターネットから予約をしなければなりません
以下にあるページからアカウントを登録し全国各地の軽自動車検査協会の中から最寄りの軽自動車検査協会を選択し検査日の日時を選択し確定を押します
確定が完了したらA4でプリントして車検書類に加えておきましょう
*なくても車検は受験できます
*①の「軽自動車の検査予約結果表」に関しては車検の日時の予約を行った後に印刷することができます(車検の予約の仕方に関してはこちらからどうぞ)
②自動車検査証
一般に言われている「車検証」です
車検証はコピーや著しく汚れたり損傷の激しいものは使用できない場合があるのであらかじめ確認して原本を準備しておきましょう
③自動車損害賠償責任保険証明書(旧証明書)
新車時または前回の車検から使用していて有効期限がまだ残っている自動車損害賠償責任保険証明書(旧証明書)です
損害保険会社や損害保険会社の代理店に依頼すると交付してくれます
保険料はその年により変動するので保険会社等で確認しましょう
またユーザー車検日に軽自動車検査協会の総合案内窓口でその旨を伝えると発行してもらえます
④軽自動車税(種別割)納税証明書
毎年4月末前後に各市町村から送られてくる自動車税です
自動車税を納付すると納税証明書に捺印されます
車検時には前年度の納税証明書が必要です
忘れずに納付しておきましょう
納税証明書をなくしてしまった場合や自動車税を免除されている障害者の方は最寄りの各市区町村の役場に出向いて手続きをしなくてはなりません
手続きが終わると「軽自動車税(種別割)納税証明書」が発行されます
この証明書を車検証と一緒に準備します
⑤分解整備記録簿(2年定期点検用整備記録簿)
受験車両の「2年定期点検整備」を行った記録簿です
ご自身で行えない場合はディーラーや整備工場に24ヶ月点検整備として依頼しましょう
点検料は業者にもよると思いますが10,000円前後かと思います
また無料点検整備なども利用しても良いでしょう
*末尾でPDFでダウンロードができます
無料点検などで実施されないリアのドラムブレーキの分解に関しては別の記事でアップ予定です
*当ホームページをブックマークしてお待ち下さい
『軽自動車検査協会』で準備できる書類
⑥継続検査申請書
軽自動車検査協会ユーザー車検予約窓口で配布しています
上段の黒枠
黒塗り部分の車両番号/車体番号を記入
下段左側
使用者の氏名/住所
さらに下段
受験者の氏名/住所をそれぞれ記入
継続検査申請書もインターネットからダウンロードできます
前もって記入しておくことで車検当日スムーズにユーザー車検を実施できるでしょう
⑦自動車損害賠償責任保険証明書(新証明書)
自動車損害賠償責任保険証明書の今後2年分の新証明書は車検実施予定日まで損害保険会社や損害保険会社の代理店等で申し込んで準備しておきましょう
軽自動車検査協会でも自動車損害賠償責任保険証明書は発行しています
車検日当日に総合案内所などでその旨を伝え発行の手続きを行いましょう
その際には必ず旧自動車損害賠償責任保険証明書も準備しておきましょう
保険料もその時点で支払います
⑧自動車重量税納付書(検査対象軽自動車)
自動車重量税納付書はユーザー車検予約窓口にありますので以下を記入しましょう
黒塗りの部分に車両番号/氏名/住所を記入し①②④をチェックし⑥に車検実施日を記入しましょう
総合案内所で納付金額を教えてくれるので「重量税手数料支払い窓口」で車検手数料とともに現金で支払いましょう
重量税を支払うと⑤に収入印紙を貼って領収書とともに用紙を返してくれます
自動車重量税納付書もインターネットからダウンロードできるので前もって準備しておくと車検当日慌てなくて済むでしょう
⑨軽自動車検査票(1)オモテ面
「自動車検査票」の用紙もユーザー車検予約窓口に置いてあります
右上の黒枠
検査実施日を記入し車両番号/車体番号/原動機型式を車検証見ながら記入しましょう
中央下の黒枠
受験者の氏名と電話番号を記入しましょう
⑨軽自動車検査票(2)ウラ面
上段/中段/下段黒枠
車検証を見ながら黒枠の中に記入していきましょう
私の記入例を参考にされてください
車検書類提出〜ユーザ車検窓口
9枚の書類が全て揃って保険料や重量税/手数料等の支払いが終わったら「ユーザ車検受付窓口」で予約の確認とともに書類の確認もしてもらいましょう
あとは時間になったら検査コースに並びます
軽自動車の車検を受ける前の「仮検査や検査コース」での手順は改めて執筆したいと思います
普通車の車検の書類の手続きや検査コースでの手順はこちらを参考にされてください
新しい車検証
検査が合格すると新しい車検証が即日発行されます
新しい車検証を車検証入れやホルダーに入れて自賠責保険証や納税証明書/定期点検記録簿等とともに大切に車内に保管しておきましょう
新しいステッカー
車のフロントガラス中央上部に貼られている古い車検有効期限ステッカーをスクレーパーやカッターのナイフなどで剥ぎ取り新しい車検有効期限ステッカーを貼り付けましょう
ステッカーを貼り替える際はスクレーパーやナイフの刃先などでフロントガラスに傷を付けないようにゆっくりと丁寧に作業しましょう
車検有効期限ステッカーの貼り方については以下を参考にされてください
車検有効期限ステッカーの貼り方
車検資料〜ダウンロード/プリント
継続検査申請書
記入例は上記した『軽自動車検査協会』で準備できる書類⑥を参照してください(黒塗りの部分が記入箇所です)
自動車重量税用紙
記入例は上記した『軽自動車検査協会』で準備できる書類⑧を参照してください
軽自動車検査表(オモテ面1/裏面2)
正規用手続き書類として使用できません(正規手続き用紙は軽自動車検査協会内にあります)
仮記入用としてご利用ください(車検当日書き写すだけなので軽自動車検査協会での手続きがスムーズに行えます)
記入例は上記した『軽自動車検査協会』で準備できる書類⑨を参照してください(黒塗りの部分が記入箇所です)
分解整備記録簿(2年定期点検用整備記録簿)
記入例は上記した『軽自動車検査協会』で準備できる書類⑤を参照してください(黒塗りの部分が記入箇所です)
まとめ
身体障害者が障害者用に改造した車で軽自動車のユーザ車検時に準備する書類等手続きについて解説してきましたがいかがだったでしょうか?
まず障害者用に左ウィンカーや左アクセルに変更した車に関しては改造に当たらないとのことです(軽自動車検査協会に電話で取材/確認済み)
また障害者本人が障害者用に左ウィンカーや左アクセルに変更した当該自動車で検査コースに入場して検査を受験しても問題は無いとのことです
そしてユーザ車検がはじめての方や障害者のような方が検査コースに入る場合には検査官がわかるような表示版がユーザ車検予約窓口でその旨を申し出れば渡していただけます
表示板を車のダッシュボードに提示しておくことで検査官がユーザ車検が初めての方や久しぶりの方/障害がある方であることを確認できます
検査コースに入ってからも係員の方が一緒になって車を誘導してくれます
はじめての方や障害のある方でも安心して検査を受験することができます
ユーザー車検への挑戦!第一歩は車検関連書類を準備することです
ぜひ!本記事を参考にされてユーザー車検にチャレンジしてみて下さい
最後までお読みいただきありがとうございました
ではまた別の記事でお会いしましょう