ユーザー車検に行こう!【車検書類準備編】完全解説❗️
ユーザー車検に行くのには車検書類を準備しなくてはなりません
- どの様な書類が必要なのか
- 書き方はどうなのか
- どこで 配布しているのか
- お金は幾らかかるのか
わからないこと・疑問に思うことがたくさんあると思います
それらの疑問を1つ1つ解説し誰でも書類を用意できユーザー車検に挑戦できる様に詳しく解説していきます
車検にかかる法定費用に関しては以下のサイトでもわかりやすく記事にして、ユーザー車検取得時にいくらくらい費用がかかるのか 詳しく記載しているので参考にされてください
ユーザー車検に必要な書類と記入例
車検に必要な書類にはクルマに常備されている「自動車検査証」一般的に車検証と言います…それと一年に一回来る自動車税の税金を納めたという証明書「自動車納税証明書」
そして24ヶ月点検を実施したという証明「点検整備記録簿」…車検の後の事後点検整備も認められているのでなくても大丈夫ですが基本は点検整備してからの車検です
それから「自賠責保険」新旧2枚…
A自動車重量税納付書・B継続検査申請書(3号様式)・C自動車検査票
車検時に必要な書類は上記の8枚になります…但し…前記した様に「点検整備記録簿」と「自動車納税証明書」に関しては納付が確認できれば無くても車検を受けれます
また…A・B・Cの書類は当日運輸支局で調達して記入も出来ます…心配な方は下見がてらに運輸支局に行かれた時に調達して前もって記入しておいても良いでしょう
もう一度確認です…以下が車検時に必要な書類です
- ①自動車検査証(車検証)
- ②自動車納税証明書
- ③点検整備記録簿(無くても受験できます)
- ④自賠責保険(新旧2枚)
- ⑤自動車重量税納付書
- ⑥継続検査申請書(3号様式)
- ⑦自動車検査票
⑤・⑥・⑦の書類は運輸支局窓口でも調達できます
では早速!一枚ずつ記入例も含めて確認していきましょう
①車検証
上記の画像はもう皆さんご存知かと思います…車検時に必ず使用します
車両検査証〜通称「車検証」です…車両ナンバーや初年度登録年月日・車名・自動車の種別・車体番号・エンジン型式・使用者氏名・住所・などが記載されています
他の車検時に使用する書類もこの車検証に記載されている車両ナンバーや使用者の氏名を見ながら書き写して書類を作成していきます
車検証の左中下に「有効期限の満了する日」と書かれており…ここに書かれている年月日が車検取得の最終日です…車検はここの年月日の1ヶ月前から受験することができます
車検の予約
引き続き車を使用するのであれば運輸支局の予約の状況とか…何があるかわからないので早めに予約を申し込み車検を取得された方が良いでしょう
車検予約の申し込みに関しては直接陸運事務所に出向き陸運事務所のパソコンから申し込むか御自身のパソコンから申し込む事になります
予約の申し込みは以下の国交省の「車検の予約申し込み」から行ってください…アカウント作成してからのご利用になります
【車検予約申し込み】国交省ホームページ
②自動車税納税証明書
毎年5~6月にかけて郵送されてくる「自動車納税証明書」…この証明書も車検時に使用する場合があります…
自動車の継続検査を受ける場合に必要な納税証明書は「自動車税納税通知書兼納付書(領収証書)」等と一連の書類となっていて
自動車税の納期限まで金融機関等に納付し領収日付印のあるものが使用できます…但し…納税証明書の「自動車の所有者の氏名又は名称」欄に
- 前年度以前に当該自動車について自動車税の未納がある場合
- 当該自動車の検査有効期限が来年度以降になる場合
などの自動車税納税証明書は使用できないのでご注意下さい
納税証明書に関しては登録中の自動車は提示の省略ができます…軽自動車の継続検査などでは納税証明書の提示・添付が必要です…車検証と一緒に保管しておいてください
③分解整備記録簿
分解整備記録簿は点検整備した箇所をチェックし分解整備した内容を記載して24ヶ月点検を確実に実施したということを書き留めておく記録簿です
点検整備箇所で分からないところは専門家に依頼して点検整備をしてもらうこともできます…自分で点検整備した記録簿と合わせて車検書類に添付出来ます
24ヶ月点検整備は車検後でも認められていますが…基本は車検前に実施して検査に挑むのが安心出来るし望ましい手順です
分解整備記録簿はクルマのメンテナンスノートにも添付されていますが…手に入らない場合には以下の 画像を保存してからダウンロードしてプリントアウトしてご利用下さい
【分解整備記録簿】
④自賠責保険(共済)証明書
自賠責保険証明書は自動車を所有している人は必ずかけなければならない「強制保険」です…継続検査を行う場合は更に2年間分の自賠責保険証明書を準備しなければなりません
継続検査時の自賠責保険証明書と新たに契約した2年間分の自賠責保険証明書と2枚車検書類に添付して準備しておきましょう
新規の自賠責保険証明書を準備されて来なかった方は運輸支局の近くにある代書屋さんでも自賠責保険証明書の発行をされている所もあります
事前に調べておいて当日そちらを利用されても良いでしょう
⑤自動車重量税納付書・印紙
札幌運輸支局の「自動車重量税納付書」の記入見本です…車検証を見ながら記入していきます(注〜配布窓口は所轄運輸支局により異なる場合があります)
自動車重量税納付書の記入方法
自動車重量税納付書の記入にあたってはボールペンなど文字が消えない筆記用具を使用してください
①には「自動車登録番号」を記入して下さい…ナンバープレートの番号です
⑤と⑥には「使用者の名前と住所」を記入…所有者と間違わない様に
⑦には「自家用事業用の別」…白ナンバーは自家用・緑ナンバーは事業用です
⑧には車検証を見て…
- 3・5・7のナンバーは車両重量を記入
- 1・4ナンバーの(車両総重量2.5トン以下)は車両総重量を記入
- 2・8・0・9ナンバーと1・4ナンバーの(車両総重量2.5トン超)は車両総重量を記入して下さい
⑨には自動車検査証の有効期間「1年・2年」どちらか当てはまる方にチェックを入れてください…自家用乗用自動車は2年になります
最後に「重量税納付税額」を記入してください…車両別の納付税額は以下の国土交通省のサイトでも確認することができます…
また運輸支局の重量税支払い窓口でも車検証を用意していれば受付の方が重量税納付金額を教えてくれますので納税分の印紙を購入して重量税納付書の見本の位置に添付して下さい
「国交省重量税納付金額検索サイト」参考にされてください…利用時間は9時~21時の間です
※以下の画像を保存してダウンロードしプリントアウトしてご利用ください
⑥継続検査申請書(3号様式)
継続検査申請書はクルマの使用者が誰なのか登録番号・車体番号などを記入して他の車検書類と一緒に窓口に提出する書類です
継続検査申請書の記入方法
継続検査申請書は機械で読み取るマキシート用紙なので鉛筆などで記入して間違えた場合には消しゴムで消して書き直して提出します (ダウンロードした用紙でも申請できます)
赤枠の欄には車検所を見ながら
①には自動車登録番号…
③には車体番号…
⑤には使用者名と認印または直筆サイン…
⑥には使用者住所…
⑩には受験者名(ユーザー車検なので本人の名前)…⑤・⑥・⑩はボールペンで記入
⑨は車検の有効期限が2年なので「4」…
(11)の受験者形態は使用者本人なので「1」…
左隣の定期点検記録簿はない場合は「1」…ある場合は「2」と記入します
以上で「継続検査申請書の記入は完了です
継続検査申請書は運輸支局内 車検受付窓口でも配布しています
継続検査申請書(3号様式)は以下の 画像を パソコンに保存してからダウンロードしプリントアウトをして御利用ください
⑦自動車検査票・手数料納付書・印紙・証紙
自動車検査票は検査コースに入ってから検査官が検査した箇所にチェックを入れたり検査機器で検査が終了した箇所にチェックを入れる為に使います
そして全ての検査項目を終了し総合判定所でこの「自動車検査票」に検査合格印を最後に押してもらいます…車検が終わると検査記録簿として支局で保管します
自動車検査票は運輸支局窓口で用紙の配布をしています
ユーザー車検当日でも良いので 車検受付窓口で配布して頂き 窓口 付近に記入見本があるのでそちらを参考に自動車検査票に オモテ面,裏面ともに記入してください
自動車検査票の記入方法
車検証をみながら④自動車の種別(小型・普通など)を確認して右中程の検査手数料納付書欄に担当窓口で購入した証紙と印紙を貼り付けます
下の赤枠の欄は
①が「継続検査」をまるで囲み…
②はそう走行キロ数を記入します(10キロ以下は省略)…
③は車検証を見ながら「車両番号・車体番号・原動機型式」を記入
⑩はユーザー車検なので「本人」をまるで囲み「受験者」は自分の名前を書き「住所」と「TEL」も記入します
(12)は「初度登録年月」と「前面ガラス」は(有)で記入…「予約内容」の欄にはインターネットで予約した内容「検査年月日」と「予約番号」「検査時間」を記入します
以上で「自動車検査票」の書類は完成です
自動車検査票の記入にあたっての注意点は
- 黒いボールペンなど文字が消えないもので記入すること
- 間違った場合は…新しい自動車検査票に書き直すか…支局内の検査官から訂正印を捺印して頂くこと
代書屋さんを利用する
どうしても車検書類の記入の仕方がわからない場合には…代書屋さん(行政書士の事務所)で書類一式を作成してもらうことも出来ます…その際は書類を用意する必要はありません
代書屋さん(行政書士の事務所)は運輸支局の建屋を出て…大抵はすぐ隣にあります…大きな文字で「代書」と看板が出ているのですぐわかると思います
車検書類を一式代書して頂くのに2千円前後かかります…時間のない時などは利用されても良いかもしれません…記入台の横にある見本を見るとわかると思いますが…
継続検査受付窓口に書類を提出
もう一度確認します…以下が車検時に必要な書類です
- ①自動車検査証(車検証)
- ②自動車納税証明書
- ③点検整備記録簿(無くても受験できます)
- ④自賠責保険(新旧2枚)
- ⑤自動車重量税納付書
- ⑥継続検査申請書(3号様式)
- ⑦自動車検査票
⑤・⑥・⑦の書類は運輸支局のそれぞれの担当の窓口で調達できます
上記の書類が全て揃っているか…記載内容・事項・証紙などがキチンと貼られているかを再確認してユーザー車検受付窓口(継続検査受付窓口)に行きます
継続検査受付窓口で車検書類一式を提出し係官に予約ナンバーと書類の確認をしてもらいます…予約ナンバーや書類に不備や記載漏れ間違いがなければ返却されます
検査コースに並ぶ
後は書類一式を持って検査コースに並びます
ユーザー車検の検査コースについての解説は以下の記事で初心者や初めての方でもわかるように詳しく解説しています
参考にされてください
まとめ
今回は車検時に必要な書類は?という事で解説してきました
上記してきたように車検時には8枚の書類(自賠責保険証は新旧2枚)が必要です…分解整備記録簿は車検後の点検整備が認められているので必要はないのですが
基本は24ヶ月点検整備を行ってから車検を受ける事が効率的で安心出来るとも書いてきました…御自身でできない点検整備箇所は専門家に依頼することも出来ます
以上の事を頭に入れてユーザー車検に挑戦してみましょう…一度…経験すると2度目からは自信を持って挑戦できます…家族や友達のクルマの車検も受験できます
折角の国の車検制度「ユーザー車検」是非!利用してみてください
ではまた次回の記事でお会いしましょう
…そら…