クルマの警告灯点灯!種類と原因(元整備管理者の整備日誌から)
警告灯がついた‼️乗ってて大丈夫⁇
こんにちは
車に乗っていてメーターパネルに警告灯がついたことはないですか?
表示灯には通常のウインカーやライトの点灯確認灯・注意灯・警告灯といったようないろいろなライトが点灯します
その中でも特に緊急を要するものを警告灯と言います
*通常灯は青色(ウインカーなどの黄色もあります)
*注意灯は黄色
*警告灯は赤色
と国際規格で表示色が決められています
今回は特に気を付けなければならない
赤色の「警告灯」について解説していきます
警告灯は緊急を要し直ちに車を安全な場所に止めて点検・修理を促すための表示灯です
特に代表的な警告灯について説明していきます
①左〜ブレーキ警告灯
②中央〜エアバック・プリテンショナーシートベルト警告灯
③右〜充電警告灯
まずこの3つの警告灯から説明します
①のブレーキ警告灯はよくみると思います…
サイドブレーキを引いた時に点灯しドライバーに注意・警告を促します
しかしこの警告灯はそれだけでは無いのです…車で最も大事なブレーキオイルが少なくなっています!と警告する表示灯です
サイドブレーキを戻しても点灯し続ける場合は直ちに安全な場所に車を止めて点検・修理依頼をして下さい
ただし…稀にサイドブレーキの解除スイッチの戻りが悪く点灯しっぱなしになる事がありますが…ほんとに稀です…ブレーキオイルが少なくなって点灯した可能性の方が大です
緊急を要する意味はオイルが何故少なくなったのか…ここにあります…デスクパットの磨耗・ブレーキ系統の損傷など…専門家の支持を仰いで下さい
②のエアバック・プリテンショナー警告灯は
エアバックの異常・シートベルトロックの異常を検知して点灯しているものです…緊急の場合のエアバックが展開しなかったり何も無い時に突然エアバックが展開したりする可能性があります…中古のエアバックを使ったりエアバック系統のセンサーの異常などが考えられます…点検修理にはコンピューター診断機や専門の知識が必要です…個人でむやみに修理すると突然エアバックが展開して大怪我をする可能性もあります…専門知識を持った所で修理依頼してください…一体のプリテンショナー警告灯もシートベルト装着の有無では無く衝撃を感知し体をホールドする事が出来るかの警告灯です…こちらの修理に関しても修理に失敗すると新品交換の対象になるので専門家の支持を仰いで下さい…
③の充電警告灯は
充電系統が正常に作動しているかを判断し異常があった場合に点灯します…バッテリー警告灯と勘違いされている方も多いのですが…バッテリーの状態は警告灯で表示しません…バッテリーの状態はあくまでも電圧と比重で確認しなくてはなりません…乗用車はキャップが6つ付いています…これを6セルと言います1セルあたり2ボルト×6で12ボルトになります…比重も6セル全てを点検し1つでも比重の少ないセルがある場合はバッテリー交換を勧めます
続いて次の警告灯です
④左〜油圧警告灯
⑤中央〜水温警告灯
⑥右〜ハイブリッドシステム警告灯
④油圧警告灯〜
これが点灯した場合エンジン内のオイル循環系統の圧力が減圧し正常にエンジンオイルが正常に循環していない事を警告しています…原因として考えられる事はオイルポンプの異常・オイル循環系統の詰まり・オイルプレッシャースイッチの異常などが考えられます…速かに専門家の支持を仰いで下さい…以上の事からエンジンオイルが正常なレベルにあっても点灯する場合があるので必ず専門家の相談を受けて下さい
⑤水温警告灯(赤)
冷却液が冷たい場合は青の点灯で正常な温度内の場合は消灯・エンジン内の冷却液が高温になりオーバーヒートの危険性を増した場合「赤色」に点灯します…リザーブタンクにラジエーター液(クーラント)が正常な位置まで入っているかを確認し入っていない場合は補充するだけで無く…漏れは無いか・つまりは無いかを専門家に確認してもらってください
⑥のハイブリッドシステム警告灯は多岐にわたります…
この警告灯はメインの警告灯で他の警告灯と連動して点灯する場合が多いです…修理には基本コンピューター診断機が必要です…ハイブリッド車は一般車と違いセンサー類・モーター類がかなり多く設置・搭載されています…かなりの熟練でないと「この症状はここが悪い!」と判定できないです…コンピューターも一般車よりも多く搭載されています…修理には専門工場と専門家に依頼した方が良いと思います…1つ修理をする上でヒントになる事はモーター類の故障・不具合が多いと思います…40万キロ以上走行したハイブリッド車を数台、修理・管理してそう感じました…
今回は警告灯について話してきました…車は言葉を話せません…前記事で書いたように点検や五感(私は第六感も使います)も併せて異常を感じとり大きな事故や重整備にならないように常日頃から気遣いして使用しましょう
では次回またお会いしましょう