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また今回の記事はカー用品販売店様の方々の販売戦略の参考にもなると思います
「クルマの冬用品コーナー」
を展開しお客様にアピールすることもできます
是非!参考にされご活用下さい
2022年〜23年【これで万全!クルマの雪対策と運転の心得】最新版!
また今年も寒い冬、雪の季節がやってきます
首都圏に出てきてからは雪に悩まされることは少なくなりましたがそれでも突然の湿った重い雪が降り一夜にして冷え込む気候と春先のドカ雪
冬に備えて万全の準備をしていないこの地方ではたかだか雪が10センチ積もっただけでも大混乱になります
こちらに出てきた頃はそれが面白くて周りを観察していました(๑˃̵ᴗ˂̵)…失礼(_ _)…
長靴もなければ雪かきも無い…そういう会社や住宅が沢山あります
そんな状況の中で
ましてや車の冬用品ってなに?…的なレベルです
また遠出をされる場合や突然の悪天候に見舞われたり坂道でのスリップなど
冬の時期はクルマの運転中になにが起こるかわかりません
今回は全国の市街地の中でももっとも積雪量が多く冬は過酷な寒さと1メートルを超える積雪量を何度となく体験してきた筆者が冬を乗り切るために必要なクルマの冬に備える準備と冬の必需品を解説し紹介していきます
◎基本的なクルマの冬支度と準備
クルマを所有されている方は寒波が来たり雪が降りだす前にクルマを使用されなくても点検・準備をしておかなければならないことが沢山あります
それらを含めて冬の準備と必需品を1つひとつ解説していきます
①クーラント(エンジン冷却系統凍結防止液)
クーラントはエンジン冷却に使われている不凍液でこのクーラントが
- 何年も交換していなく古くなったり
- エンジン冷却水の凝固点が低かったり
- 中古車で購入された車のラジエーターなどのエンジンの冷却系統に水道水が入っていたり
するとエンジン冷却系統が凍ってしまいエンジン自体が壊れる事もあります
冬の時期は寒冷地だけでなく寒波襲来などの際に屋外駐車で冷たい風が直接エンジンルームに入り込みエンジン冷却系統が凍ってしまうと言う事態になる可能性もあります
早めの時期にクーラントを点検されて
- 劣化が進んで無いか
- 凝固点温度は大丈夫か
などについて確認されるようにしてください
特に旅行やレジャーで山間部に行かれる方は冷え込んでも大丈夫なクーラント濃度で準備されておくと安心できるでしょう…
②冬用ウォッシャー液
ウォッシャー液もクーラントと同じ様に氷点温度が高いものを選んだ方が良いでしょう
また冬用ウォッシャー液の中には撥水剤入りのものもあります
たしかに水弾きや曇り止め・凍結には効果がありますが撥水剤がウォッシャーノズル内で固まりノズルが詰まってしまうことがあります
そのようなことを防ぐ為にフロントガラスの水弾きを期待する方は撥水剤入りウォッシャー液では無くウインドーに塗りこむタイプの撥水剤を使用されることをお勧めします
③冬用タイヤ
冬の雪道・アイスバーンと言ったら一番最初に準備するのが冬用タイヤですね…冬用タイヤにはスノー&マットタイヤ・スタットレスタイヤ・スパイクタイヤなどがあります…
スパイクタイヤが国内では公道使用禁止なので…
現在一般的に使われている冬用タイヤはスタットレスタイヤになります
気温が下がってもゴム質が柔らかいコンパウンドを使うことにより雪道やアイスバーンでも制動力の効果を高めるタイヤです
スタットレスタイヤは欧州が発祥の地です
最近は国内タイヤメーカーのスタットレスタイヤも欧州タイヤに負けないくらい性能も良くなり雪道やアイスバーンでも安心して走行できます
④タイヤチェーン
雪道で高速道路や平地などを走行する場合はあまり装着しませんが通勤や仕事で坂道や山道を頻繁に利用される場合は装着します
亀甲チェーンの装着方法
チェーンタイプの他に最近ではゴムチェーンやワンタッチチェーンなども多くの種類が販売されています
ただしこれらは全て緊急時の使用に限定してください
履きっぱなしにしていると雪のない所などでは返って滑ります
またとても切れやすいのでその事も考慮して使用する様にして下さい
また車種によってはタイヤの背後のブレーキホースや配線などに干渉する場合もあるので十分確認して購入・取り付けしてください
それとタイヤチェーンは冬タイヤに装着するのが基本です
冬タイヤでも登れない場合に緊急用で装着するという事です
夏タイヤに装着されているのをよく見かけますがサイドウォールやトレッド面の柔らかいタイヤに装着するとバーストなどの思いがけない事態に陥ることがあるので装着する際は十分注意されてください
⑤エンジンスターター
エンジンスターターは寒い朝に部屋からリモコンでエンジンをかける装置です
従来であれば
- 雪が降り積もった寒い朝にわざわざ車まで行って
- 車の屋根や窓ガラスに降り積もった雪を除雪して
- ドアの雪をかき分け凍りついたドア開けて
- 冷え切った車内に入りエンジンをかける
このような1連の作業がエンジンスターターがあれば暖かい家の部屋からリモコンを使ってとてもスムーズに快適に車で出かける前にエンジンをかけ車内を温めておけます
また前もって車内を温めておくことにより降り積もった雪も取り除きやすく凍りついたドアも開けやすくなり車内もヒーターを設定しておくことで快適な温度で車内が温まり気持ちよく出発することができます
このようなことからエンジンスターターは雪国・寒冷地の乗用車の半分以上には取り付けされているのではないでしょうか
リモコンスターターの取り付けは比較的簡単でYouTubeを参考にご自分で取り付けられている方も多くいられます
出勤前やお出かけ前にリモコンでエンジンをかけておくことによって車内を温めておいたりウインドウの曇りを取り除いたり朝の慌ただしい中で安全運転にも役立ちます
またエンジンを暖機運転させることによりエンジンオイルや冷却水も温められ発進時のエンジンの初期負担を軽減でき実質的な燃費向上とエンジンを長持ちさせることにもつながります
ぜひ取り付けたい雪対策のアイテムの1つです
⑥カーマット ラバーマット
雪国では車に乗車する前に靴が雪まみれになりそのまま乗車するとフロアーマットが水浸しになったり水浸しをそのままにしておくと凍結した状態になりアクセルペダルまで凍ることさえあります
このスノーマットはゴムで出来ており寒さに強く縁が高く作られているので雪や水をマット内で留めておくことがきます
スノーマットも雪国ではほとんどの車で使用しています
⑦ジャッキ一式
ジャッキはタイヤ交換やタイヤチェーン装着時に使用します
また雪道でスタック・深みにはまった時にジャッキアップしてタイヤを持ち上げ下にヘルパーなどを敷いて脱出する際などにも使用できます
車載用のジャッキはほとんどの車に装着されていますが年配のお年寄りの方や女性などがジャッキを使用する際にはかなりの力が必要となります
そのような時に使用されるのが油圧ジャッキです
中でも小型油圧ジャッキは車に積載しておいても場所をとらず取り回しも比較的しやすいのでタイヤ交換等の時やタイヤが脱輪した時に役に立ちます
⑧タイヤレンチ
タイヤレンチはタイヤ交換をする際にホイールナットを外すときに使用します
特に十字型のレンチをお勧めします
両手で均等に力を入れられることと回しやすい事
更に3種類のサイズのナットに対応しているので使い回しや他の方が困っている場合にも貸すことができますまた21ミリの薄型ソケットレンチも付いているのでアルミホイールの穴が小さくてナットを回せないなどと言うこともなくなります
あとはホイールキャップを外す際のマイナスドライバーなどもあると便利でしょう
雪道・アイスバーン路では何かあった場合の助け合いの精神がとても大事です
⑨三角停止表示板・非常信号灯
高速道や一般道で吹き溜まりに突っこんだり側溝に落ちた時に雪道でも後方からのクルマに自車位置を知らせることができます
非常信号灯と一緒に準備しておきましょう
その他の準備として燃料はいつもできるだけ満タンにしておくこと
スペアタイヤの空気圧も点検しておきましょう
非常信号等
◎寒さに対しての装備品
寒冷地以外でも寒気団が到来すると屋外駐車のクルマは氷点下の気温にさらされます…クルマは気温の低下に非常に弱く寒さや凍結に対する準備や点検もしておきましょう…
①寒冷地用バッテリー
寒冷地用バッテリーの特徴は通常のバッテリーに比べ容量が大きくエンジン始動時など一気に流す電流も大きくなります
冷寒時などに威力を発揮します
ただし車種によっては取り付け面が小さく取り付け出来ない場合があります
寒冷地仕様車としての設定がある場合には取り付け可能な車種も多くあります
また最近は車種によってセルモータやオールタネーターの規定適合以外に使用できない場合もあります
②鍵穴解氷剤
ステックタイプの形状でキャップを外すとノズルが付いていてそのまま鍵穴に差し込んでスプレーして使います
鍵穴に水や雪が入り凍ってしまった時や凍結防止用に前もってスプレーしておくと早朝や冷え切った時でも鍵を回すことができる解氷剤です
クレ556などの潤滑剤でも代用できます…
③解氷スプレー
フロントガラスなどに付着した霜などにスプレーして瞬時に溶かし視界を確保します
頑固な霜もこれで簡単に落とします
- ガラス面に氷結した雪や霜を素早く溶かして視界を確保します!
- 撥水シリコーンがガラス面をコーティングするので溶かした氷の再凍結を防止します。
- 水弾きが持続するガラスコーティング車にも使用できます。