クルマのリコールとは?あらゆる疑問に回答します!

車のリコールとは?疑問に回答

クルマのリコールとは?あらゆる疑問に回答します!

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はじめに

皆さんは車のリコールについて1度は耳にされた事があるのではないでしょうか?

テレビや新聞などで取り上げられることも多くまた車を所有されている方の中にはメーカー等からのリコールの手紙を受け取ったことがある方もいるのではないでしょうか?

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社会的に大きな話題となり企業のモラルの問題にもなるこのリコールについて今回は「Q&A方式」でお話ししていきたいと思います

どうぞよろしくお願いします

リコール隠しによる三菱の危機

古くは走行中の貨物車のタイヤが外れて歩道をベビーカーを押して歩いていた母子を直撃し亡くなると言う痛ましい事故から始まった…

「三菱自動車のリコール隠し問題」

当初は修理ミスではないかと言われ修理を担当していた関係者が批判の矢面にされていたものの現状に納得がいかない人たちは地道に調査をした結果…

「三菱自動車で製造された部品の欠陥」

であることがわかり一転して製造元である三菱自動車に世間から大きな批判が集まり、社会的信頼を失い大会社である三菱自動車でさえも、一時は会社の存亡に関わる事態にまで陥ったのです

社会的関心が大きかったこの事件は「空飛ぶタイヤ」と言う題名で映画化までされ大きな話題を呼ぶ事にもなりました

映画「空飛ぶタイヤ」

をブルーレイで見る

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アマゾンで見る

以前は TOYOTA・日産と並ぶ国内販売で第3位の規模を誇る自動車会社だったのが現在では度重なるリコール隠しにより国内最下位のレベルまで落ちてしまったのです…

かつては「パリ~ダカールラリー」などで栄光を記していた三菱自動車…

消費者の信用を失った結果が現在のこの状況です…

対象車両台数が数百万台と言うトヨタのブレーキの不具合によるリコール

そしてアメリカで起こったプリウスのブレーキが効かずに事故につながったとされた問題ではリコールにまで発展しトヨタ自動車は数百万台と言うプリウスを始めとするリコールの対象車両の改善対策を実施することになりました

リコールによるエアバックの「タカタ」の破錠

また近年ではアメリカ西部のアリゾナ州で発生したホンダシビックを運転中に突然エアバックが異常破裂したことが原因で事故につながり運転者が死亡したことから

使用されていたタカタ製のエアバックがリコール対象となり現在でも日本や欧米を始めとして改善対策と回収作業が行われています

全世界でリコール対象車両が1億台以上となったエアバック製造メーカーの「タカタ」は経営が立ち行かなくなり製造業としては戦後最大規模の破錠をしてしまいます

全世界で2割のエアバックの販売額のシェアを占めていた「タカタ」は、その後は中国資本が親会社である米自動車用安全部品メーカーの「キー・セーフティ・システムズ」に売却されることになりもう日本の企業ではなくなったのです

車の製造メーカーは社会に対してとても重い責任を持っています

その一つの見える形としての製造責任が「リコール」と言うことになります

私たちは車製造メーカーから国に対して届け出がされるリコールに関してもっと注意を払い、車の所有者や使用者はできるだけ速やかに対応していかなければなりません

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あらためて…車のリコールとは?

クルマのリコールとは自家用・事業用自動車が道路運送車両法に基づいて安全基準に適合していない場合にクルマ製造メーカーが国の監督機関である国土交通省に対して届出を行い改善対策を実施してドライバーや歩行者の安全を確保する行為をリコールといいます

国のリコールに対する定義

国土交通省自動車局リコール課では車のリコールについて以下のように記載されています

「リコール制度とは、設計・製造過程に問題があったために、自動車メーカーが自らの判断により、国土交通大臣に事前届出を行った上で回収・修理を行い、事故・トラブルを未然に防止する制度です。」

リコールにあたっては自動車製造メーカーが自らの判断で責任を持って改善処置を行ってくださいと言う趣旨です

リコール制度について
国土交通省

リコール届出の過程の国の役割

  • 不具合情報の収集・分析
  • メーカーのリコールへの取組状況の調査
  • 取組状況が不適切であれば指導又は監査等
  • 届出内容が不適切であれば改善指示
  • メーカーが自主的にリコールを行わず、かつ、事故が頻発している場合には勧告・命令

道路運送車両法のリコールに関する条文

リコールに関する条文はどのようなものがありますか|自動車のリコール・不具合情報
このページは、国土交通省自動車局審査・リコール課による自動車のリコールや不具合についてよくあるお問い合わせのページ(リコールに関する条文はどのようなものがありますか)です。
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クルマのリコールに関する疑問に回答します

問〜日本でリコール制度が始まったのはいつですか?

答〜リコール制度は昭和44年に創設され、平成6年に道路運送車両法に規定され、リコール隠しなどについて罰則が適用されることとなり、その後に制度の拡充・強化が行われて来ています

問〜リコール届出以外の届出はありますか?

答〜リコール届出のほかに以下の様な回収措置が定められいます

  1. 改善対策届出
  2. サービスキャンペーン

改善対策届出とは、リコール届出と異なり道路運送車両の保安基準に規定はされていないものの不具合が発生した場合に安全確保及び環境保全上看過できない状態であって、かつ、その原因が設計又は製作の過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、改善のための措置を行うことをいいます。

サービスキャンペーンとは、リコール届出や改善対策届出に該当しないような不具合で、安全確保及び環境保全とは直接関係のないものについて、必要な改善措置を行うことをいいます。

問〜リコール案内の手紙をなくしてしまったのですが改善対策を受けることはできますか?

答〜リコール案内の手紙を無くしても車に打刻されているフレーム番号か車検証に記載されているフレーム番号でリコール対象車輌か確認できます

ディーラーに問い合わせた際もそこで確認できるので手紙を無くされても問題ありません

問〜リコールは命の危険に関わる可能性がある不具合の時に届出されるのですか?

答〜上記でも説明しましたがリコール届出とは…

「同一の型式で一定範囲の自動車又は特定後付装置について、道路運送車両の保安基準(国土交通省令)に適合していない又は適合しなくなるおそれがある状態であって、かつ、その原因が設計又は製作過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、保安基準に適合させるために必要な改善措置を行うものをいいます」

※自動車メーカー等がリコール届出を行う場合には、道路運送車両法の規定により不適合の状態、その原因、改善措置の内容等をあらかじめ国土交通大臣に届出を行うことが義務付けられています。その後ユーザーに対して通知し、早期に改善措置を行うことが義務づけられています。

以上のようなことから自分自身が運転する車に運転者自身と周りのドライバーや歩行者の命の危険に関わる不具合が発生した場合はもちろん!道路運送車両法の保安基準に適合していないまたは適合しなくなる恐れがある場合にも届け出がされると言うことです

問〜かなり古い車なんですがリコールは車歴に関係あるんですか?

答〜国のリコール制度は昭和44年に創設されています

昭和44年以降に生産された車はリコールの届出があった場合にはすべて無償修理の対象となります

メーカーがリコールの届出を行った場合には所有する車がリコール対象車の場合は今から50年前の車でも無償で修理を受けることができるということです

問〜営業車として使用していたのでかなり走っているのですがリコールは走行キロ数に関係あるんですか?

答〜走行キロ数に関係なく無償でリコール(改善対策)を受けることができます

営業車は多いものでは走行 キロ70万 以上走ります

リコール対象になった場合は100万キロを超えた車でも無償修理を受けることができます

問〜中古車で買った車がリコールの対象なのですが無償修理を受けることはできるのですか?

答〜リコール該当車両のディーラー以外の一般整備工場や中古車販売店で販売された車に関してもリコール(改善対策)は無償で受けることができます

ディーラーにおいて定期的な点検を受けていなかったとしても明らかなメンテナンス上の過失がなかった場合には原則リコールは受けることができます

※但し…オイル交換など定期交換部品を大幅に怠った上での不具合に関しては改善対策等を無償で受けられない場合があります

問〜自分の車がリコールの対象で改善対策でかなりの日数がかかるそうなのですが代車は無償で貸してもらえるのです?

答〜原則的に代車は無償で貸し出すところが多いです(私もディーラーでフロントマンを業務していた頃は代車は無償で貸し出していました)

ただし代車の数も限られているので修理予定日を決めたら変更のないようにしなければなりません

問〜買ったばかりの車がリコールの対象なのですが新しい車と替えてもらうことはできるのですか?

答〜車を購入したばかりでリコール対象になったからといって別の新しい車に替えてもらうことはできません

リコール(改善対策)になった部品または対策部分だけの修理になります

リコールが発表された数ヶ月前に購入した車に関してはすでにリコール改善対策が終わっている場合が多く、万が一リコール対応が終わっていなくても上記のような対応となります

問〜車の持ち主が何度も変わってもリコールの連絡はくるのでしょうか?

答〜ディーラーや中古店オークションなどどこで買ってもリコール対象の車が使用可能の状態であればリコールや改善対策のハガキは送られてきます

メーカーが国の監督機関である国土交通省にリコールの届出をすると国土交通省ではメーカーで所在をつかめないリコール対象車両に関しては車検時に発行する車検証のデータベースを車メーカーに提供しているようです

発表はしていませんが…個人売買で車を購入した方のところにもリコールの手紙は送られてきているとのことです

プライバシーの関連からその様な事がないように…

基本的な考え方は車の所有者は「車検証記載内容の変更」などがあった場合は陸運支局に届出を行うだけではなく車のディラーかメーカーにも連絡先を伝えるようにと取扱説明書などにも記載されています

問〜リコールを修理しないと車検は通らないのですか?

答〜車検が通る場合と通らない場合があります

車検が通る場合は…合格した後に車メーカーなどからリコール未実施のため改善処置を行うようにとの案内が届きます

車検が通らない場合は…道路運送車両法上に於いて非常に危険な状態と国が認めた場合

例えば「タカタのエアバッグに関するリコール」などはそれにあたります

改善処置が施されていないと車検を通すことはできません

問〜リコールの改善対策の識別はどこで確認するの?

改善対策が終了したか終了していないかを確認するには主に車体番号(又はフレームシリアルナンバー)付近に黄色いペイントなどを塗布して区別しています

車体番号の打刻場所は車種により異なります

エンジンルーム内や室内の運転席シート前方下などに打刻されています

詳しくは各ディーラーのホームページのリコール関連のページを参照するか国土交通省自動車局リコール課のホームページを確認してください

国交省のリコール課のホームページに関しては以下にリンク先を載せておきます

車体番号フレームシリアルナンバーなどを入力してリコール対象車両の詳細を閲覧することができます

改善対策の(有・無)識別に関しても詳細が書かれているので確認することができます

問〜リコール不正とはどのようなことですか?

答〜昔よく行われていたと言われる一つの例として…

リコールや改善対策・サービスキャンペーンの対象になっている不具合内容にもかかわらず修理後にお客様に作業工賃の請求をしさらに親会社であるメーカーにも改善対策を実施したなどの名目で作業工賃等を請求する二重請求というものがあります

現在では行われていないと信じていますが…

車を所有されているユーザーは専門的な車の知識に関しては疎く専門家に任せると言う行為が一般的です

そのことを利用して不正を働くことに国の機関である国交省やまた真面目に商売をしておられる車の修理関係の人たちにとっては許せないことなのです

ですから「リコール隠しやリコール不正」に関しては厳しく対処しているのです

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まとめ

リコールや改善対策・サービスキャンペーンについての疑問や質問はまだまだあると思います

また改めて特集を組んで記事を書きたいと思っています

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました

また次回の記事でお会いしましょう

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