元営業車の整備管理者が教える「今すぐ!お金をかけずに!誰でも!簡単にできる!車の燃費を良くする5つの方法」
読者の皆さんは車の燃費について悩んでませんか?
まだクルマは新しいけれどカタログ値より燃費が悪とか…もっと燃費を良くしたいとか…古い車だから燃費が悪くても性がないと諦めていませんか?
巷にはガソリン添加剤やアーシングなどの燃費改善グッズが溢れていますが…
- お金を使わず!
- 誰でも!
- 今すぐに!
- 簡単に!
- 燃費を20%~10%up!
改善する方法を五つ紹介します
結論から言います!
最初に結論から話します!
その方法とは…
- ①不要な荷物をおろす
- ②タイヤの空気圧の点検【重要】
- ③急の付く運転をしない【重要】
- ④一定速度で走行する
- ⑤エアコンの使い方を知る【重要】
たったこれだけで車の燃費を10〜20%!改善することができます!
上記の項目についてもう少し詳しく重要なことも含めて誰でもわかるように一つ一つ説明して行きたいと思います
どうぞよろしくお願いいたします
走行前
まず初めに車を運転する前の燃費改善の方法として二つ挙げられます
一つは[不要な荷物はクルマから降ろす]そしてもう一つは[タイヤの空気圧を適正に調整する]です
①不要な荷物は下ろす
車は燃費を良くするために極限まで軽量化を考えて製造されています
スペアタイヤの小型化(応急タイヤ)またはスペアタイヤを廃止してパンク修理救急セットの設置などが良い例ですよね
そんな中で折角、車体重量を少なくしたのに不要な荷物をいっぱい積んだままにして車を利用されている方が結構多いように思われます
不要な荷物を車から下ろすと燃費向上にGood
皆さんの愛車には不要な荷物が積み込んだままの状態になっていませんか?
大人1人分(約60キロ)の荷物を乗せたままで1年間で1万キロ走行すると、約40L の燃料を多く消費すると言われています
金額に換算して約5000円〜6000円になると思います、これだけのお金があると楽天市場や Amazon で自分の欲しいものを毎年、上記の金額分、買うことができますよね
大型トラックの積載時と空車時の燃費の違い
車体重量と燃費との関係をわかりやすく説明するために大型トラックの積載時と空車時の燃費の違いを示す表があったのでご紹介します
通常運転の実車状態では空車状態に比べて36%燃費が悪化しています、またエコドライブ運転では実車状態で運転した場合、空車状態で運転した場合の40%も燃費が悪化しています
このことからも車の重量により燃費がかなり違うことが分かります
- 空車時に比べ積載時の場合は約40%燃費が悪化するとのことです
- 全日本トラック協会
- https://documentcloud.adobe.com/link/track?uri=urn:aaid:scds:US:ca3babc7-614f-4eb8-a7e1-6f8969e1dcac
10~20キロの車両重量ではそんなに燃費に違いはなさそうに見えますが、1年間を通してみると少なからず違いが出てきます
エコドライブや排ガス削減のためにも不要な荷物は車からおろして利用しましょう
②タイヤの空気圧の点検【重要】
最も車の燃費に影響を及ぼすのがタイヤの空気圧です、タイヤの空気圧の管理が悪いだけで燃費が10~15%悪化します
要するにタイヤの空気圧を適正に管理するだけで燃費が10~15%改善されるということです
60台近い営業車の整備管理者を行っていた時、最も手っ取り早く燃費改善を行う方法がタイヤの空気圧の適正な管理でした
読者の皆様は車のタイヤの空気圧を点検していますか?少なくとも月に1回は点検されるようにしてください
空気圧の減少は重大事故にもつながる
タイヤの空気圧の減少は重大事故にもつながります
タイヤの空気圧が少ないまま走行していると一般道でもパンクがしやすくなるしコーナリング時などのバーストの原因になったり、高速道路走行時にスタンディングウェーブ現象を起こしタイヤがバーストし重大事故につながる危険があります
私は営業車の整備管理者をしていた当時、月に1回はタイヤの空気圧の点検をしていました、空気圧の調整は高速走行時の状態の設定値(通常の空気圧が2キロであれば2.2~2.4キロ)に調整していました
※高速道路走行時は一般道走行時の10~20%ほど多めにタイヤの空気圧を調整します
タイヤの空気圧を調整すると転がり抵抗も減り車の燃費が格段にあがります、またハンドルが軽くなりステアリング系統の部品への負担も軽減できます
そして、タイヤの空気圧のメンテナンスは燃費の改善はもとより、車の運転中の思いがけない事故や故障からあなたの身を守ってくれます
タイヤの空気圧のメンテナンスはとても大事です
続いて走行中に注意すべき燃費改善の心得です
走行中
走行中の燃費改善のために気を付けなければいけないことは…
- 急のつく運転をしない
- 一定速度で走行する
- エアコンの使い方を知る
ということです
以上三つのことについて詳しく説明していきます
③急のつく運転をしない【重要】
走行中で最も燃費が悪化する運転状況はどんな時かご存知でしょうか?
現在はエコモニターや燃費計などが取り付けられているクルマが多くなったので少し注意をしてモニターを見ていると分かると思うのですが…
それは…「急」のつく運転です
特に急発進・急加速時が最も燃費が悪化します
近年の車は以前に比べて軽量化されてきたとはいうものの軽自動車でさえ600キロ以上、小型車で1トン以上も車両重量があります
これだけの重量の車を動かし始めるその瞬間が最も燃費が悪化します
車を発進させる際には一気にアクセルペダルを踏むのではなくてアクセルペダルに足を軽く乗せる程度から徐々にアクセルペダルを踏みこんで行きクルマを発進させて行くのが最も燃費改善に適した方法です
オートマチック車では発進時のブレーキペダルを離した時に前に進もうとするクリープ現象を利用して、それに徐々にアクセルペダルでの加速を加えたような感触で車を発進させます
一見面倒そうですが慣れると違和感なく運転できます
この方法は燃費改善のみならず安全運転や車の部品を長持ちさせる効果にも役立ちます
車間距離を開けると煽り運転をしてくるドライバーもいますが…
日本は譲り合いの国でもあります、歩行者や自転車に気を配ることはもちろんですがクルマ同士でも切羽詰まった状態で運転するのではなくて相手を思いやるルールを守った譲り合いの気持ちで運転しましょう
④一定速度で走行する
一般道と高速道路を走った場合に高速道路を走った時の方が燃費が良くなるということは皆さんご存知かと思います
これは前記したように重い車を加速させる時に最も燃費が悪化するためで高速走行の時はこのような発進加速の様な運転操作が一般道路を走行するよりも少なくなるからです
一般道で高速道路のような一定速度で走るのは難しそうに思われますが車間距離を十分にとることでこのことはかなり改善されます
乗用車で街中など走行されている場合にバスやトラックなどの運転状況をご覧になったことがあると思います
バスやトラックなどは十分に車間距離を取り周囲の安全や道路状況を確認しながら走っていますよね
これは周囲の安全や道路状況を確認しながら走っているのはもちろんの事、できるだけ一定の速度で走行することにより燃費を良くすることができるとの目的もあって車間距離を十分にとって走行しているということです
重量のあるバスやトラックは燃費が1 Lあたり4~6キロくらいしか走りません…
安全運転はもちろん!経費削減や排ガス削減のためにもトラックやバス業界ではこのような走り方を積極的に推奨しています
私が乗っている[スズキエブリイ5 AGS]は燃費のことを気にしないで街中を走行した場合はリッターあたり12キロしか走りませんが少し気をつけてエコ運転をするとリッターあたり15キロ以上走ることができます(高速走行ではリッター18 km 以上走ります)
エコ運転は慣れると運転の疲れも少なくドライブが楽しくなります、是非!皆さんも譲り合いの気持ちで楽しいエコ運転を心がけるように勧めましょう
⑤エアコンの使い方を知る【重要】
エアコンのスイッチを入れていると燃費が悪化することは皆さんご存知かと思います
これはエアコン使用時にエンジンの動力を使いベルト駆動でエアコンコンプレッサーを回しています
そのことによりエンジンの馬力が低下するためにエンジン回転を自動で上げる装置が取り付けられています
そのために燃料消費が多くなるということです
※近年ではエアコンのコンプレッサーも低燃費を考え電動化が進んでいます
以前友達の車に同乗した際に冬の時期だったのですがヒーターを入れずに走っているということでした
それはどういうことかと尋ねると、ヒーターのスイッチ=エアコンのスイッチと思っていたようです
ヒーターのスイッチを入れると燃費が悪くなるのでスイッチを入れてなかったということでした
少し分かりにくかったと思いますが簡単に言うとヒーターのスイッチとエアコンのスイッチは一緒だと思っていたということです
エアコンのスイッチは高温多湿以外はあまり使用する必要はないと私は思っています
高温多湿、以外はエアコンのスイッチはオフにしておくことを勧めます、そのことにより燃費の改善を大幅に図ることもできます
車内の空気をきれいにする役目をするのはエアコンではなく空気清浄機やオゾン発生器を別に取り付けることによって解決することができます
このことを理解していないと常にヒーターとエアコンのスイッチを ON の状態にして燃費が悪化することになります
冬の寒い時期で多湿以外(一般的に寒い時期は湿度が低い状態です)はエアコンのスイッチを切りヒーターのスイッチだけをオンにして使用しましょう、これにより燃費が悪化することはありません
まとめ
- お金を使わず!
- 誰でも!
- 今すぐに!
- 簡単に!
- 燃費を10%~20%up!
車の燃費を改善する5つの方法というタイトルで記事を書いてきました
その方法とは…
- ①不要な荷物をおろす
- ②タイヤの空気圧の点検【重要】
- ③急の付く運転をしない【重要】
- ④一定速度で走行する
- ⑤エアコンの使い方を知る【重要】
以上がとても大事だということを具体的に詳しく述べてきました
そして…
車の燃費を良くする為のメンテナンスや運転方法は…
- 排気ガスや騒音を減らす
- エンジン性能を良くする
- クルマを快適に長持ちさせる
- 事故を防ぐための安全運転にもつながる
このようにクルマの燃費を意識してメンテナンスを行い運転すると車にとっても環境にとっても多くの利点が発生します
今回は誰にでもすぐにできるクルマの燃費を改善する5つの方法の紹介をしましたが、燃費を改善する方法はまだまだ沢山あります
近いうちに改めて燃費改善の為の全ての方法を紹介する記事を書きたいと思います
今回も最後までお読みいただきありがとうございました
また次回の記事でお会いしましょう