元整備管理者の現場からの報告書【ATFの管理について】パート1

オートマチックトランスミッション「アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 」HP参照 https://www.aisin-aw.co.jp/  
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元整備管理者の現場からの報告書【ATFの管理について】パート1

車の変速装置にはマニュアルトランスミッション(MT)とオートマチックトランスミッション(AT)の2種類があります

その1つオートマチックトランスミッション(AT)にはミッション作動油としてATF(オートマチックトランスミッションフルード)が使用されています

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ATFの交換は?

読者の皆さんはこのATFの交換をどうされていますか?

ネットなどを見るとATFは交換した方が良いとか、交換しない方が良いとか色々な意見が散見されています

若い頃、ディラーで整備士・フロントマンを経てその後、営業車の整備管理者として40年近く整備業界に従事してきた経験から私の意見を述べさせていただきます

特に営業車の整備管理者として常日頃、管理・整備してきた経験は一般の整備業界と違い如何に安全快適に長くクルマを維持できるかが最大の特徴かと思います

営業車は次の代替えまで最低でも15年・70万キロ以上走行させなくてはなりません、それに合わせた管理、点検整備が必須になります

まず私がそれら営業車の条件をパスする為に行ってきたATFの管理に関する整備方法を紹介します、そしてその結果もおしらせします

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元整備管理者のATFの適正管理方法は?

私がATF管理を行ってきた方法は

12ヶ月点検整備(車検整備)毎にATFを交換してきました(営業車は一年おきに車検です)一年で走る走行キロ数は5万キロ前後です

要するに営業車に関しては一年に一回・5万キロ毎にATFを交換してきたということです

※(交換方法に関しては専用チェンジャーの循環方式でクラウンクラスで毎年8リットルを交換します、交換方法など詳しくは次回以降、記事にします)

この点検・交換方法で管理すると営業車は15年・70万キロはオートマチックトランスミッションに関しては何ら異常なく代替えまで運行できます

交換にあたっては最新の注意を払う

注意する点はATFは非常にシビア管理が必要です、点検時や交換時に抜き取りホースなどにゴミなどが付着してミッション内に侵入すると不具合を起こす可能性があるということです

点検・交換に際しては十分に気をつけて作業されることが基本条件です

では一般の車に関してはATFの交換は必要なのかという疑問が出てくると思います

これに対しての私の答えは

「状況によります」

ということです

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メーカー別のATFの交換について

その前に各メーカーがATFの維持管理についてどの様に見ているのかを調べてみましょう

ATF交換サイクル〜メーカー別

上記した様に4万~10万キロ毎の交換か車種によっては交換しなくても良いという様な表記もあります

又、カーショップやスタンドなどにおいては2~4万キロ毎に交換と勧めてくるところもあります

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元整備管理者が勧めるATFの管理について

これらのことを踏まえて元整備管理者としての意見を言うと初めに述べた様に「状況によります」と言う回答です

どう言うことかを解説していきます

5年・10万キロ以内の代替えであれば…

エンジンオイルの維持管理の記事でも述べたのですが、5年・10万キロしか車を使用しないのであれば交換しなくても良いでしょう

これは一般的にメーカーの特別保証の範囲に入っているので万が一、ミッションなどに不具合が起きた時には無償修理の対象になるからです

しかし…メーカーの保証が延長保証などを除き5年・10万キロまでと言うことはそれ以降に壊れたものに関しては保証はしませんと言うことです

そして何故か、5年10万キロを超えると故障が多くなります

以前も記事にしましたが、クルマメーカーもある程度乗ったら壊れてもらわないと困ると言うことでは無いでしょうか…

それも保証が切れてから数年・数万キロ使用した後に…

以前は長くても10年・10万キロも乗れば代替される方も多かった様におもいます、最近は20年・20万キロ乗られる方も珍しくありません

5年・10万キロ以上使用するのであれば

私の勧めるATFの交換サイクルは5年・10万キロ以上クルマを長く快適に乗りたいと思っておられるのでしたら

最低でも4年・4万キロ毎

予算に余裕があるのであれば2年・2万キロ(車検)毎の交換を勧めます

※交換方式は専用チェンジャーによる循環式を想定しています(最も一般的な交換方法です)

よく古くなって変速ショックが大きくなったり燃費が悪くなってから交換すると言う方もおられますが症状が出てからでは遅いです

ATFの劣化によりATF以外の別な原因も発生して症状が出ている場合も多いからです

10万キロを超えての初めての交換はリスクが大きい

ご存知の方も多いと思いますが、ATFは10万キロを超えて初めて交換する場合は故障のリスクが高いということです

これは新油と交換することにより洗浄効果が大きくなり内部のスラッヂなどを剥がし作動系統に目詰まりを起こす為です

実際に私もディラー時代から何回か見聞きしてきました

整備士や整備に携わっている方は経験あると思いますが、5万キロを超えたATFを交換すると真っ黒になっているのを確認されたことがあると思います

これはATFが熱により劣化した現象です、ATFをシビアコンディションで使用すると温度が100度以上にもなります

エンジンオイル同様、ATFも温度による劣化は避けられないものです、この劣化により洗浄力の低下・油圧系統の低下などにより指摘した不具合が発生します

不具合が発生したATなどのオイルパンやバルブボディをオーバーホールした方ならわかると思いますが

オイルパンの底には鉄粉がギッシリとたまり稀に細かく砕けた部品らしきものも付着していることがあります

バルブボディ内も鉄粉やスラッヂなどで配管内が塞がれている場合もあります

大型車は特にATFの管理が大事

特に排気量の大きいクルマや車重が重いクルマはATFが劣化してくると変速ショックが大きくなったり燃費が悪くなったりします

この様な場合も症状が出てきてからではATFを交換しただけでは改善されない場合があるということです

クルマを5年・10万キロ以上、長く乗られるのであれば早くから定期的に交換されることを勧めるのはその為です

また最近はATのロックアップ機構を設けたクルマやミッションがコンピューター制御されたクルマなども増えてきています

無交換指定やATF注入口の無いものもあります、それらのものに関してもアダプターなどを使用して交換することができます

※(一部車種によっては交換できないものもあります、交換にあたっては専門家によく相談されてください)

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まとめ

上記した様に5年・10万キロ以上乗られるのであればATFも定期的に交換された方が良いという意見です

ただし何度も言いますが、ATFの交換作業はとてもシビアに行うことが原則です

大げさに言えばゴミはもちろん!ホコリさえも入らない様な環境下で交換作業をされるのがベストです

更にできるならばディラーでの交換を勧めます、民間工場やカーショップでもシッカリとした設備で保証対応の取れる環境にある所を選びましょう

次回はATFを交換するにあたっての「交換方法」について解説します

ではまた次の記事でお会いしましょう

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