軽キャンDA17Vエブリィ「MIX VOX」で行く日本の旅シリーズ
※2018年07月に軽キャンピングカー「MIX Vox」で旅行した際の記事です…読者の皆様が富士山周辺を旅行される際の参考になれば幸いです
《軽キャンで行く富士山周辺の旅》
いよいよ…「MIX BOX」完成引取りの日
4月初めからエブリィDA17Vのキャンピングカーへの改装をお願いしていた「アルファセンス コンプリート」の勝又さんから完成したとの連絡が入りました
なお納車引き取り後そのまま富士山周辺の観光と一泊二日の車中泊も予定しています…見たいところも沢山あるのでとても楽しみです
そして…本日が「MIX BOX version2」完成引き取り日です…これより静岡県御殿場市に向けてお借りしている代車エブリィDA64Vで出発します
朝6時過ぎに家を出て途中友達を乗せて「東北道久喜インター」から圏央道に入り御殿場に向かいます
コースは圏央道を南下→八王子ジャンクションから中央道→談合坂サービ スエリアを経由して大月ジャンクションを左に→東富士五湖道路を経由→須走インターを降りて「道の駅 すばしり」を目指します
富士山の東側の玄関〜道の駅「すばしり」
中央道に入る八王子ジャンクション手前あたりから談合坂SAまで渋滞区間がありましたが…アルファセンスコンプリートの勝又さんに電話で午前10時過ぎには到着出来る旨を連絡
到着時間~10時30分
7/14日午前10時過ぎ
アルファセンスコンプリートに到着
3月中旬から約4ヶ月近くかけて改装したエブリィDA17V…早速見させて頂きました…そしてエブリィは生まれ変わって…軽キャンピングカー「MIX Voxバージョン2」になりました
勝又さんのフェースブックで改装の進捗状況はある程度チェックはしていたのですが実際に改修が終わり完成したMIX Vox2を見るのは初めてで内装の変わり様には驚きました
到着と同時に走行充電装置の使い方や車中泊時のオーディオ機器の切り替えなど…勝又さんから1時間ほどMIX Voxの改造箇所の仕様説明を受けました…
「MIX Vox」を選んだ訳…
私が数ある軽キャンピングカーの中から「MIX Vox2」を選んだのは内装の豪華さやキャンピングカーとしての使い勝手も勿論!必至なのですが…
1番の決め手はネット接続対応のできるAV機器の充実と「音響」です…旅をして車中泊を楽しむその行程の中で移動時間(車を運転している時間)もかなり長くなります
音楽が好きで特にネット回線でyoutubeなどで「ユーロミュージック」にハマり「ディスコ80」を聴き漁っている私は移動時間中の音楽も欠かせません…そして…
「好きな曲をいい音で聴きたい」…これは若い頃からそうでした…皆さんの中にも同じ様に歳を重ねてこられた方が決っして少なくないのでは?…
カセットデッキは?…パイオニア・ケンウッド・アルパイン…メタルテープはTDK?ソニー?どっちがいい?などと音響に凝っていました
その「音響」にも妥協せずに創り上げたのが「MIX Vox」だと思っています
勝又さん自身も音楽の作詞や作曲をされている様です…きっとお互いの音楽に対する思いも私が「MIX Vox」の購入を決意する事に繋がったのではないかと思っています
内装の豪華さや車中泊の楽しさだけではない…走る楽しさもある…軽キャン「MIX Voxバージョン2…」そんなテーマが似合います
さて…車を引き取り昼食をとるために近くの食事処に向かいました
絶品!「魚啓」の海鮮丼
お昼はアルファセンスさんから車で五分位の富士山の南斜面の麓にある海鮮料理店「魚啓」さんに寄りました…朝一沼津港で仕入れた魚介類を販売・調理しているとのことです
「魚啓」さんは今回が2度目で1度目は勝又さんと以前…制作するMIX Voxバージョン2の打ち合わせで初めて高速バスで御殿場を訪ねた時に
お昼を挟んでの長い打ち合わせになりその時に勝又さんから美味しい海鮮丼が食べれるところがありますからとお昼ご飯をご馳走になったのが「魚啓」さんでした
決して綺麗なお店ではないのですが…ボリューム満点で美味しくそしてお安く食べれます…写真の海鮮丼は1,800円程です
2度目の今回も同じ海鮮丼を頂きました…評判は好きな方嫌いな方別れるみたいですが私は気に入りました…御殿場に行く機会があればまた利用したいと思います
オススメのドライブコース「富士山スカイライン」
それではいよいよドライブを兼ねて富士山周辺の観光の始まりです!
「魚啓」さんを後にして県道23号線を富士山に向かって登っていくと道の左右に自衛隊や米軍の軍事施設が立ち並んでいます
さらに車を進めると御殿場市と富士宮市をつなぐ富士山の南側裾野の斜面を横切る「富士山スカイライン」と繋がります
標高の高いところを走る「富士山スカイライン」は夏でも涼しく窓を全開にして景色を楽しみながら気持ちよく富士宮市まで20キロ程のドライブができました
また「富士山スカイライン」は途中から富士山五合目まで車で登ることができる「富士スカイライン登山道」と言う区間(13キロ)があります
今回は夏季の交通規制期間でクルマで登れませんでしたが機会があれば登りたいと思います以前は通行料が有料だったとの事ですが現在は無料との事です
自然の中をひた走る「富士山スカイライン」をドライブして後半クネクネの道を下りて向かう先は富士宮市にある「白糸の滝」です…
優雅な「白糸の滝」
午後3時過ぎに「白糸の滝」に到着しました…祝祭日でも駐車場は沢山あり駐車するのに困ることはないと思います
ただ…駐車料金が場所によって200円から500円と違うために一回りして確認された方が良いでしょう
村営が500円に対して民営が200円の所もありました…私は村営駐車場の向かいのお土産屋さんの駐車場に300円で停めさせていただきました
初めて見る「白糸の滝」のイメージはいく筋もの絹を垂らした様な「女性らしい優雅な美しさ」といった感じではないでしょうか…日本には色々な滝がありますね
白糸の滝まで行くには駐車場から400mほど歩くと最初に「音無しの滝」が見えてきます…こちらの滝は名前とは裏腹に豪快に音を立てています
更に歩き石段を下りていくと辺り一面が少し薄暗い感じになり奥を見渡すと湾曲した形の「白糸の滝」が目の前に現れます…(この階段を降りたあたりが撮影スポットです)
滝から流れ落ちた水が小川となりそこにかかる橋を渡り滝の直近まで近寄り水に手を浸してみるととても冷たい水でした
富士山の湧き水として流れ落ちる「白糸の滝」の滝水…夏場のこの時期でも12~13度ほどの水温だそうです
この谷の様になった一角は夏でも涼しく天然の冷蔵庫といった感じです…暑い時期には是非!訪れたい場所の1つです
※群馬県にある「吹割の滝」についての旅行記も下記のページに記事にしています…こちらもこれから訪れる方の為に徹底的に取材し動画や写真を豊富に記事内に収めました
ただ旅行に行きボーッと見て終わるだけでなくその地域・土地にまつわる歴史や文化にも触れる事ができる楽しい・有意義な旅行の手助けになれればと思い記事にまとめました
是非!参考にされてからお出掛けされることを期待します…そして更に深いご自分だけの発見をされて良い思い出の旅行になる事を祈っています
富士山の眺めが最高〜道の駅「朝霧高原」
白糸の滝から次に目指すのは道の駅「朝霧高原」です…富士山を時計回りに走り富士山の西側麓にあります
「朝霧高原」は富士山周辺の道の駅の1つで雄大な富士山を目の前に見ることができます
そして牧畜が盛んなこの地区ではソフトクリームや新鮮な牛乳も道の駅で売られています
写真の瓶入り牛乳を頂きましたが…本当に美味しい…何本でも飲めそうです…次回行った時には大きいサイズの牛乳とコーヒー牛乳も飲んでみたいと思います
さて次に向かうのは富士山の北側裾野にある「道の駅~なるさわ」…富士山周辺で有名な「青木ヶ原樹海」の近くです
富士山周辺観光の拠点〜道の駅「なるさわ」
本日の車中泊の場所の道の駅「なるさわ」は明日の観光予定地の「鳴沢氷穴」「富岳風穴」にも近く駐車場も広いのでここに決めました
道の駅「なるさわ」は駐車場が第1から第3まであり今回止めた場所は道の駅の裏側の第2駐車場に停めました…第1駐車場と違いクルマの出入りが少なく安眠できる為です
標高1000mの富士山麓にある道の駅「なるさわ」は高原で育った新鮮な野菜やブルーベリーなどフルーツや地場産の原料を使った加工品や山梨県のお土産なども販売しています
また…富士山名勝の富士五湖や観光地にも近く日曜祝祭日はとても混み合うようです…早めのお出かけをされた方がよいでしょう
富士眺望の湯「ゆらり」
「道の駅なるさわ」のすぐ裏手には「 富士眺望の湯 ゆらり」という温泉があり…そこでユックリと温泉に浸かり旅の疲れを取り夕食を済ませてMIX Voxに戻りました
MIX Voxでの初めての車中泊は快適で標準で取り付けられているアミ戸も活躍してくれたのと高原なので暑くなく就寝できました
ガスト富士鳴沢店(朝食)
翌日の朝は6時頃起床して「道の駅~なるさわ」から200mほど東側にある「ガスト 富士鳴沢店」にて朝食を頂きました
朝7時からの営業なので車中泊後の時間でも利用しやすいと思います
朝食を済ませて2日目の富士山周辺の観光です…
鳴沢氷穴と富岳風穴
鳴沢氷穴
最初に向かったのは「鳴沢氷穴」道の駅「なるさわ」から国道139号線を西に2キロほど行ったところにあります…入り口は左側で奥に進むと無料駐車場が道路沿いにあります
車を止めて先に進むと受付や売店が入っている木造の建物があります…券売機で入場券を買い受付を済ませ係の人から注意事項を説明されて無料のヘルメットを借ります
先を進むと目の前に大きく口を開けた穴が現れ穴の下に向かって通路と階段がありそこを下りていきます…下まで降りると横穴があり…
いよいよ「インディ・ジョーンズ」の始まりです(^_^;)
洞窟内は7月中旬とは思えないくらいとても涼しく(寒いくらいでした)「涼」を求めてくるには最高の場所です
「鳴沢氷穴」は江戸時代から天然の氷の採掘場にもなっていたそうです…現在では人口の氷を展示して当時の面影を残しているとのことです
編集者・ライターの齋藤春菜さんが【鳴沢氷穴・富岳風穴】のガイドさんに案内されて取材された記事をとても詳しく執筆しています…観光の際の参考になると思います
【鳴沢氷穴・富岳風穴】を運営する「富士観光興業株式会社」のホームページです
富岳風穴
「富岳風穴」は「鳴沢氷穴」からさらに西に500mほどの所にあり国道139号線の左側入り口を入りすぐの所に駐車場があります…トイレもすぐ近くにあります
駐車場から富岳風穴入り口までは300m程ありこの一帯がまさに鬱蒼とした富士山の森「富士樹海〜青木ヶ原」という所になります
富岳風穴入り口に続く道は溶岩が固まった道で水はけも良く…天気が悪くてもぬかるんだりせず歩きやすい道です
両側には富士山の樹海が広がりコケや藻?・が地面を覆い…木の幹や根も曲がりくねったものが多くまるで「もののけ姫」の世界に迷い込んだ様な雰囲気です
またこの一帯は地面が低くクルマの音が聞こえづらく一度奥に入っていくと磁石も効かず・音も聞こえず道路の方角がわからなくなり行方不明になることもあるとのことです
故郷が白神山地の近くなので富士山の樹海を見ると小さい頃山を走り回り友達と遊んだ故郷の山々を思い出します
「富岳風穴」についてもライターの齋藤春菜さんがとても詳しく良い記事を書いていますのでそちらが参考になると思います
2つの洞窟を探検して次に向かうのは「精進湖」です
精進湖
「精進湖」は富士五湖の中では観光化されていない湖でその為に観光客も少なく「知る人ぞ知る観光スポット」なっています
精進湖の湖畔にもそのままクルマで入れる場所もあります…ここでキャンプをされている方もおられました…釣りやボート遊びもできる様です
湖畔の周りには大きなホテルや旅館などは無く小さなペンションや民宿・中規模のホテルなどが数件立ち並んでいます…他とは違いとても静かな場所です
また近くにはキャンプ場もありオートキャンプやテント泊を楽しむことも出来る施設もあります…あとで分かったのですが料金もリーズナブルでオススメのキャンプ場です
次回は是非こちらを車中泊に利用したいと思います
まとめ
今回はエブリィDA17V「MIX Voxバージョン2」の完成と併せてこの車で初めての車中泊をそれも日本の象徴である「富士山周辺」で実施できたという事で記念になります
車中泊は以前のアトレーでも何度かした事があるのですが荷台もフラットにならず快適な車中泊とはいきませんでした
また装備に関しても車中泊時の照明や電源の切り替えができないので色々不便はありました
DA17Vエブリィ「MIX Voxバージョン2」は
MIX Voxバージョン2を引き取り初めての車中泊は快適そのものでした…車中泊に選んだ場所も標高1.000mの富士山の麓「道の駅なるさわ」という事で快適に休む事が出来ました
網戸は標準のサイドドア用以外に自分で手配した同メーカーの左右フロント用網戸も用意して更にリヤドア用も用意していきました
そして新型エブリィDA17VのR06Aエンジンはノーマルエンジンとは思えない力強い走りをしてくれました…経済性に繋がる燃費性能もリッター18キロ位でした
私がミッション形式「5AGS」を選んだのもこの経済性・燃費性能です…軽ワンボックスの燃費性能を覆す検証の旅でもありました
エブリィは初めて乗るスズキ車でもあります…リコールなどの問題もありますがスズキ自動車の会長が言われた「売れる車がいいクルマだ…」という言葉に共感します
エブリィ改め「MIX Vox version2」でこれからも色々なシチュエーションで車中泊を楽しんでいきたいと思っています
また読者の皆様の為になる・参考になる車中泊と旅行記を記事にしたいと思います
ではまた次回の車中泊旅行の記事を楽しみにお待ちください