よかった脳梗塞からの回復!Part 5
脳血管を若返らせる!
脳の血行を良くする!
脳梗塞の後遺症が劇的回復!
諦めないで下さい!
多くの人が救われています!
脳梗塞回復率83%!
第4章~未病のうちに対処する
東京エバーグリーンクリニック
《金澤点滴療法》
健康と病気の間には未病という段階がある
点滴療法で機能回復することもあるが後遺症を起こしてしまってからの治療はなかなか容易ではない
できるならば発作を起こす前に治療を行うことが大前提だとのことです
その発作を起こす前の段階を未病といいめまいや手のしびれなどが症状として現れます
このような脳梗塞の前兆のような未病状態の時にもっと積極的に MRI や MRA を使用することにより脳内血管の狭窄を発見し脳梗塞の発症を抑えることができるのではないかと金澤先生は言います
筆者が思うに
※自治体や会社などで行われている年に一度の健康診断の時にも未病の症状がある人に対しては多くの税金や補助金で導入しているMRIやMRAの診断も取り入れるべきではないかと考えます
※もっともっと未病という症状に注目するべきではないかと考えますそのことが最終的には国の医療費削減にもつながるのではないでしょうか
金澤先生が未病ということに興味を持ったのは大学病院時代のことだそうです
当時、結核の治療の研究をしていたころ先生は直すということは元の体に戻すことだと考えていたそうなのですが
結核になった人の肺は元に戻っておらずただ単に抗生物質で症状を抑えて治ったといっているだけに過ぎず後遺症は残ったままです
金澤先生は直すのは 元の健康な体に戻すことだと考えていたとのこと、ところが結核になった人の肺は元に戻っているわけではなく 先生の考えから言うと直したとは言えなかったと言います
そして未病治療がとても大事だということを知り研究を続けてきたとのことです
以来《未病》は金澤先生の《生涯のテーマ》にもなり学会もつくり病気は…
未病段階で治すこと=元の体に戻すこと
を広げて行きたいとおっしゃっています
脳梗塞の兆候や可能性がある未病段階でも…
- 一晩寝れば良くなるだろうと考えてしまう
病院を訪れても多くの場合…
- 医者は歳ですからとか
- ちょっと様子を見ましょう
などと真剣に向き合ってくれないと同時に有効な治療法がないのが現状とのことです
未病段階で適切な治療ができれば病気にならずに済むということを患者にも医療関係者にももっと意識してほしい
金澤点滴療法は他の先生が行なっていない未病治療でこの点滴療法がもっと広まってほしい
そして将来は内科や外科と同じように未病科というのができて点滴療法が行われるようになれば良いとのことです
- よかった脳梗塞からの回復!
- 脳血管を若返らせ!
- 血行を良くする!
- 『金澤点滴療法』
- 著者~金澤武道
- (脳血管内科医)
- 脳梗塞回復率83%!
- あきらめないで下さいこの療法で多くの人が救われています!
脳梗塞を起こす前に治療できないか
脳梗塞の未病治療を強く感じたのは大学病院を止めて民間の病院に移った時だそうです
大学病院や大きな総合病院と違い民間の病院は後遺症の重い患者さんが多く長期にわたって本人はもちろんご家族も苦労されているのを間近に見ることになったそうです
そしてその多くは脳梗塞の後遺症に苦しむ患者さんで最初は命が助かっただけでも良かったと言ってたものが特に重度の後遺症を持っている人は1年・2年・3年と経つうちに本人はもとより家族の負担も増えてきて挙句の果てには助かったことを悔やむようにもなるとのことです
そのようなことにならないようにするには未病段階での治療を行う事がとても大事であると考えたとのことです
そしてそれが金澤先生の脳梗塞未病治療の始まりとのことです
未病段階で脳梗塞の狭窄を見つける
金澤先生は未病段階からの点滴療法を臨床してきてもう少しで脳梗塞になりかけていたたくさんの患者さん達を救ってきたと言いますその中でも特に印象の深かった患者さん2名の症例についてご紹介しています
未病段階で点滴療法により完治した症例~1
一人目は二人暮らしの姉妹の例でお姉さんが脳梗塞で倒れて金澤先生の勤務されていた病院に入院して点滴療法でかなり改善していたもののそれでも後遺症が残り介護が必要な状態で妹さんが一生懸命に介護していたとのことです
元気に介護していた妹さんがある日、金澤先生に自分も診察してほしいと言ってきたそうです
どうしたのか妹さんに尋ねてみると最近めまいがするとのことで姉の事を一生懸命に介護しているのでその疲れかもしれないと思ったのと同時にもしかしたら脳梗塞の前兆かもしれないと…直感的に思いすぐに診察したそうです
すると診察の結果、脳の血管の何箇所かに狭窄が見つかったとのことですこのまま放置しておけばお姉さんと同じ状態になってしまうと説明しすぐに金澤点滴療法を行なったとのことです
10日間の点滴療法の後に検査をしてみると脳血管内の狭窄はきれいになくなっていて早い段階での治療が妹さんを脳梗塞から守り後遺症を起こすこともなく点滴療法が効果を発揮した例です
点滴療法で仕事が続けられるようになった
二人目の未病段階からの点滴療法で大事に至らなかった例として74歳の男性をあげています
未病段階で点滴療法により完治した症例~2
最初に異変を感じたのは奥さんの方で時々辻褄の合わないことを言い出したり物忘れが激しいなどの症状があり心配になり嫌がる旦那さんを連れて金澤先生のところに来られたそうです
金澤先生は最初に問診や触診を行ったものの特に異常はなかったとのことですしかし奥さんが心配だということで MRI や MRA を使って検査したところ両側の後大動脈の血流がほとんどなくそれが原因で症状が出ていた可能性があるとのことです
男性は町会議員を長く務めており忙しくて入院などしていられないと言われたもののこのままでは命に関わると話をしてやっと10日間の点滴療法を行うことになったとのことです
十日間の入院後改めて検査をして後大動脈の血流を調べてみると血流が良くなっているのがわかりご夫婦に治療前と治療後の画像を見比べてもらって一目瞭然で違うのを見てとても喜ばれたとのことです
しかし金澤先生はまだ治療が不十分とのことでさらに10日間の治療が必要だと伝えて治療の続行を伺ったそうです
状況を把握したご夫婦は金澤先生を完全に信頼し治療の続行を承諾しお願いした とのこと
その後ご主人は元気に仕事に復帰したそうです
未病段階で点滴療法を行うということは脳梗塞の発症を防ぐのはもちろん後遺症を起こすこともなく体を健康な元の状態に戻すことができるということです
以上の二つの症例をあげて今までと変わりのない生活を送ることができる未病治療はとても重要で大事なことだと先生はおっしゃっています
未病と既病との比較
金澤先生は脳梗塞を起こした患者さんと未病段階の患者さの検査・治療した資料(脳の血管の画像・血液検査の結果など)がたくさん残っているとのことです
そしてこれらの資料を見比べることにより色々なことが分かってくるとのことです
- 脳内の状態にはどんな違いがあるのか
- 血液検査のデータを比較して何か違いがあるのか
- etc
そしてその結果を点滴療法に有効に応用できないかと思考したそうです
治験と学会での発表
そして先生はこのデータの分析をもとにさらに腰を据えて治験行うためにデータの分析を始め…
年齢60歳以上の…
- 脳梗塞患者25名
- 脳梗塞未病患者56名
- 健常者10名
に対して治験を行いとても興味深い結果を得られ2017年日本で一番大きな学会である日本内科学会で
《脳梗塞未病と脳梗塞発作·並びに再発に関する研究》
と題して発表できたとのことです
この研究では色々なことが分かってきたもののその中で特に脳内の血管内部の狭窄に関して大きな違いがあるのが分かったとのことです
健常者には狭窄がほとんど見当たらないのに対して脳梗塞未病患者には血管の狭窄が見られ脳梗塞発症者には多くの血管の狭窄部分があることが分かったとのことです
そしてこの血管内の狭窄が脳梗塞発症の原因になりさらに再発の原因になることが明らかになってきたとのことです
そして血管内の狭窄は突然できるのではなく健常者の時から徐々に血流が悪くなり未病状態そして脳梗塞発作とつながるということです
脳梗塞を発症した患者の多くが2年から3年後に再び再発しさらに重い後遺症に苦しむことになるのをみすみす指をくわえて見ているわけにはいかない ということから
脳梗塞未病者は脳梗塞予備軍だと言えると同時に金澤先生はこれらの人も含めて点滴療法を行うことにより血管内の狭窄した部分が修復され脳梗塞再発の危険性をも大幅に減らすことができると言います
そして前回までに紹介した点滴療法による
《六つの症状改善治療》
- 1~動脈血管の狭窄の治療(狭くなった動脈を広げて血流を良くする)
- 2~血小板の凝集を抑える(動脈硬化を起こした血管は傷つきやすくそこへ血小板が集まって血栓を作るのでそれを防ぐ)
- 3 ~LDL コレステロール· LDH (乳酸脱水素酵素)·中性脂肪· HBA1 C·UA (尿酸)のコントロール(脳梗塞を起こしやすい要因の生活習慣をかえたり薬剤を使って改善する)
- 4~白血球の一つである好中球増多の是正(炎症を抑える)~血管壁の炎症も脳梗塞の原因になるのでこれを抑える
- 5~ヘモグロビン低下の是正(脳梗塞を起こす人は貧血傾向にあるのでこれを生活習慣や薬剤で改善する)
- 6~活性酸素を除去(動脈硬化の根本的な問題である酸化 LDL が発生しないようにする)
これらを同時に行うことにより効果を最大化して治療を行っているとのことです
研究者はこのような一般の方にはあまり馴染みのないような地味な作業をくり返し積み上げたデータを眺めながら小さな発見を探し出しそれをきっかけに治療に結びつける努力をしているとのことです
ミネラルのバランスで脳梗塞の未病を診断
未病段階での検査方法には MRA と MRI の検査があるということをお話ししましたしかしこの検査に関しては金銭的な問題や本格的な検査と受け取られ及び腰になるかたも多くいられるとのことです
そのことにより脳梗塞の発見治療が手遅れになることもあるとのことです
金澤先生はもっと簡単に検査が出来ないだろうかそうすればもっとたくさんの人を未病段階で脳梗塞の前兆を見つけることができると考えて思案したそうです
その結果考えついたのが微量ミネラルの測定による脳梗塞の早期発見で脳梗塞に関する変調が起こった場合には体内のミネラルバランスも変わってくることからそれを測定して脳梗塞の早期発見につなげようとの考えです
そしてその結果選ばれたのが食品の栄養成分を測定する質量分析の装置でしたこの装置に血液中の血漿を入れて測定することによりミネラルの割合を分析して測定することにより脳梗塞の早期発見を行うとのことです
金澤先生は早速、治験を開始して50人以上参加したこの実験でこの装置が血液から35種類のミネラル成分を測定できることを確認し脳梗塞の未病状態を確認することができるようになったとのことです
そしてこの検査で未病状態(脳血管の狭窄があった治験者)が確認された28名の治験者に対して金澤点滴療法を行い再度ミネラルを測定したところ多くの方のバランスが正常に戻ったとのことです
脳梗塞の未病状態を調べるために採血をしてミネラルバランスの装置を使った検査が普及すればもっと多くの方が気軽に利用できめまいやふらつき立ちくらみなどの症状が起こる前に治療ができることにもなるとのことです
上記の検査で脳梗塞の前兆と思われるような検査結果が出たならばそこで初めて MRA MRI の検査で確証すれば良いとのことです
そして脳内に狭窄が確認されたら直ちに金澤点滴療法を行うそのような医療システムが確立されたら脳梗塞の発症を抑え後遺症に苦しむ人を減少させることができると先生は言います
先生のところではこの金澤点滴療法を現在多くの方が行なっており皆笑顔で元気に退院されていくそうです
この点滴療法を広め未病段階で治療ができるようになるためにはどのようにすればよいか日々考えているとのことです
※本書もその目的のために出版されたそうで私も少なからずその手助けになればと思い独自サイト《エンジョイ·ライフワーク》に記事を執筆しています
まとめ
金澤点滴療法の全体像がだんだんと見えてきたと思います脳梗塞の発症や後遺症を改善するための…
- 血管と血液の二つにアプローチする
- 点滴療法により6つの症状改善治療を同時に行う
- 食生活を含めた生活習慣 へのアドバイス
以上のことを行うことにより
脳梗塞未病状態の改善・脳梗塞発症の予防・脳梗塞再発の防止
ができるということです
次回は脳梗塞にならないための生活習慣について改めて復習します
今回も最後までご覧いただきましてありがとうございました
また次回の記事でお会いしましょう